KMITLの学生を対象としたラボトレーニングプログラムを実施しました

東海大学では5月27日から7月6日まで、タイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)の学生を対象としたラボトレーニングプログラムを実施しました。日本語や工学分野への理解を深めることなどを目的に、 KMITLと本学との覚書に基づいて1997年から行っているものです。今年度は2年生から4年生まで22名が参加しました。
学生らは期間中、希望に応じて湘南キャンパスにある工学部と情報理工学部、教養学部、国際教育センターの15研究室に所属。本学の学生らとともに、燃料電池の製造と評価法を学ぶプログラム(工学部電気電子工学科)や、ろう付技術の実験実習(工学部材料科学科)、3Dプリンターを使ったロボットの製造とアルゴリズム開発のプロセスを学ぶプログラム(情報理工学部コンピュータ応用工学科)、日本語と日本文化を学ぶプログラム(国際教育センター)に取り組みました。また、教養学部デザイン学科に配置された2名は、ビジュアルデザイン、プロダクトデザインの両方を学び、「書籍」をテーマとした作品を3Dプリンターや大型プリンターを用いて制作しました。6日の研修成果発表会では、それぞれが取り組んだ研修の概要や研究成果を教員や学生の前で発表。キャンパス内のログハウスで行った修了式では、国際教育センターの山本佳男所長から一人ひとりに修了証を手渡しました。
参加した学生たちは、「タイでも高く評価されている日本の技術や文化を知りたいと思って参加しました。タイでは、理論の修得が中心ですが、ここでは多くの機器を使いながら、実践的に技術を習得し、専門分野への理解を深められたのがよかった」「日本人学生が多くのことを教えてくれましたし、チームワークを大切にしながら実験を進めるスキルも身についたと感じています。社会人になってからも重要になることを数多く学んだ研修でした」と話していました。

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