「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成」プログラムで、ロシアからの4名の留学生を受け入れています

東海大学では9月から、ロシアの大学生4名の留学を受け入れています。文部科学省の平成29年度大学の世界展開力強化事業」の支援を受けて本学が実施している「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成:主に極東地域の経済発展を目的として」の中長期研修プログラムの一環で、今年春の1期生に続く2期生になります。今回は、モスクワ国立大学、ロシア国立研究大学経済高等学院、極東連邦大学、サハリン国立総合大学から1名ずつが参加し、湘南キャンパスで学んでいます。

学生たちは、ライフケア分野を学ぶ健康学部の「栄養学入門」や日本のビジネスやマーケティングを学ぶ「マーケティング政策論」のほか、日本語の授業や英語で日本文化・国際情勢を学ぶ「Japanese Culture Studies」、「Global Issue」などを履修しています。このうち「栄養学入門」では、栄養に関する日本における最新の知見を学んでいます。その一環として11月15日の授業では、ロシア人学生がロシアで考えられている健康的な朝食・昼食像や市民意識の問題点を紹介。日本人学生と意見を交換しました。学生たちは今後、病院などの医療機関や研究機関の見学も行う予定です。

学生たちは、「栄養学と日本語の両方を学びたいと思ってこのプログラムに参加しました。日本の食文化や栄養に対する考え方はロシアとは異なる点があり、とても勉強になっています。日本料理の調理法や衛生管理、ヘルスケアに対する知識を身につけたい」「日本語を正確に使えるようになるためには、留学する必要があると考えて参加しました。何事も率直に語ることをよしとするロシアとは異なる文化を体験しつつ、日本の視点からマーケティングなどを学ぶことで、各分野への理解も深まっていると感じています」「日本文化や政治経済、ヘルスケアなど幅広い知識を身につけられる有意義な研修だと感じています。留学中により限り多くのことを学びたい」「日本語のスキルが日々伸びているのを実感しています。箱根や富士山など日本の名所旧跡にも積極的に行くようにしているのですが、毎回発見があり日本への理解も深まっています」と語っています。

なお、学生たちのうち2名は来年2月まで、残りの2名は7月まで本学で学ぶ予定です。

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