修士課程(博士課程前期含む)進学予定者に係る「特に優れた業績による奨学金返還免除内定制度」について

この制度は、日本学生支援機構第一種奨学金の「特に優れた業績による返還免除制度※」に創設されている制度で、翌年度に修士課程等に進学を予定し、第一種奨学金採用予定で、以下の条件を満たす者を対象に、大学院進学前に申請し、入学後に内定候補者として採用される制度です。
※「特に優れた業績による返還免除制度」とは、大学院で第一種奨学金の貸与を受けた学生であって、貸与期間中に特に優れた業績を挙げた者として日本学生支援機構が認定した人を対象に、その奨学金の全額又は半額を返還免除する制度です。

概要
  • 修士課程(博士前期課程を含む)の入学予定者を対象に、該当課程で貸与を受ける第一種奨学金の返還免除を内定する制度です。
  • 修学に係る経済的不安を早期に解消し、進学へのインセンティブを高めることを目的としています。
注意事項
  • 返還免除内定制度を利用するためには、返還免除内定制度への申請とは別に日本学生支援機構第一種奨学金の申請を行うことが必要です。この制度の申請だけでは第一種奨学金の貸与を受けることはできません。
  • 《奨学金の申請について》
     修士課程等の「入学」に申請する「予約採用」
     修士課程等の「入学」に申請する「在学採用」
     ※「予約採用」で第一種奨学金を申請しなかった場合も返還免除内定制度への申請は可能ですが、修士課程等入学初学期の「在学採用」で第一種奨学金の申請が必要です。
  • 返還免除内定者の選考基準と奨学生の採用基準は異なるため、返還免除内定者となっても、第一種奨学金の奨学生として採用されない場合があります。第一種奨学生に採用されなかった場合は、返還免除の内定は無効となります。
  • 返還免除内定者であっても自動的に返還は免除されません。第一種奨学金の貸与終了時に「特に優れた業績による返還免除」の申請を行うことで返還免除が確定します。「特に優れた業績による返還免除」の申請を行わない場合は返還免除の内定は無効となります。なお、返還免除額は「特に優れた業績による返還免除」の認定時に決定しますので、返還免除内定時点では全額免除・一部免除のどちらに該当するかは未定です。
  • 返還免除内定者が、第一種奨学金の貸与中に適格認定基準における「廃止」「停止」「警告」に該当した場合は返還免除の内定は無効となります。
  • 東海大学大学院の修士課程・博士課程前期等に入学を予定していない場合は申請できません。また、複数の研究科へ入学予定とした申請を行うことはできません。(申請は1人につき1つの大学・研究科へ1回のみ可能です。)
対象者の要件

令和6年度に東海大学大学院修士課程(博士課程前期含む)に進学する者(10月入学含む)で、第一種奨学金予約採用に申請中、又は進学後に第一種奨学金在学採用(春・一次採用※)に申請する者のうち、次の各項のすべてを満たす者。
※10月入学者は秋・ニ次採用

①大学学部において修学支援新制度(日本学生支援機構給付奨学金)を利用している者又は申請時に住民税非課税世帯であること
②「科学技術イノベーション創出に寄与する分野(情報・AI、量子、マテリアル等)」又は「大学の強みや地域の強み等を生かした分野」への進学を希望していること
③上記②に記載の特定分野における研究能力又は高度の専門性を要する職業等に必要な能力を備えて活動することができると認められる者
※上記③については、本学が判断します。
※外国籍の方で申請できるのは、在留資格が「永住者」、「永住者の配偶者等」、「日本人の配偶者等」及び「定住者」のうち永住意思がある者です。
※修学支援新制度利用者であっても、申請時点で家計基準に基づく支援区分の見直しにより奨学生の身分が「停止中」の者は対象者とはなりません。
一方、奨学生の身分が「停止中」の状態であっても当該停止の理由が家計基準に基づく支援区分の見直しによるものでない場合は、対象となります。
※飛び級・早期卒業予定者も,東海大学大学院において入学資格があると認められた者で令和6年度に東海大学大学院に進学する者は対象となります。

申請方法

申請を希望する者は以下の申請書類を提出すること。
その後、担当係から確認済みのスカラネット下書き用紙とスカラネット入力用識別番号を受け取り、令和6年2月20日(火)までにスカラネット入力を済ませること。

令和6年度第一種奨学金返還免除内定候補申請書(様式1)
今後の研究計画と展望(様式2)
指導教員の推薦書(厳封)(様式3)
スカラネット下書き用紙(修士課程(博士課程前期含む))(様式4)
⑤ 【給付奨学生】
→日本学生支援機構給付奨学金奨学生証の写し
【給付奨学生でない住民税非課税世帯の者】
→申請時に取得可能な最新の所得課税証明書(本人及び生計維持者分(父母がいる場合は原則として父母 2 名分))
⑥ 学部時の成績証明書

提出について

提出期限: 令和6年 2月 13日(火)17時まで 厳守(必着)
      ※期限超過したものは受付しません
提出方法: 郵送
提出先 : 〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4丁目1番1号
東海大学学長室(経理担当)

選考方法

①対象者の要件を満たしていることを東海大学で確認します。
②東海大学全体での大学院入試の成績・学部時の成績・研究活動等の業績及び貸与期間中の研究計画と展望等を総合的に評価し、返還免除内定候補者を決定し、日本学生支援機構へ推薦します。
③日本学生支援機構が最終審査を行い、返還免除内定者を決定します。
※内定者の質保証を確保するために、本学大学院進学後2年生への進級時に、内定者として相応しい成績を挙げているか確認し、その結果を日本学生支援機構に報告します(学業成績不振等により内定を取り消される場合があります)。内定者は、貸与終了時にあらためて「特に優れた業績による返還免除」への申請が必要です。

決定・通知時期

決定は令和6年7月下旬頃(予定)になります。内定者には、日本学生支援機構及び本学から、推薦されなかった者については本学から通知します。

問い合わせ

東海大学学長室(経理担当)
TEL : 0463-63-4560(直通)
メール: tokai-scholarship@tsc.u-tokai.ac.jp
※メール送信時の件名は「返還免除内定制度」とし、本文に「大学名」・「学生証番号」・「氏名」を必ず記入の上問い合わせをお願いします。

受験生・合格手続き者への連絡事項

※7月9日(日)の大学院入学試験(春学期1期)に合格し、手続き完了者には、東海大学より本制度についてのご案内(登録のメールアドレス宛)をお送りします。
※2月17日(土)の下記の大学院入学試験(春学期2期)に受験される受験生の方は、本制度の申請が、合格発表以前の日程となっております。出願の状態での申し込みとなります。申請スケジュールが短くなっておりますので、ご質問等ある場合は<問い合わせ先>に連絡をお願いします。
・一般入学試験(春学期2期) 
・社会人特別入学試験(春学期2期)
・推薦入学試験(春学期2期)