海洋学部が静岡市との連携事業「プランクトン観察会」を開催しました

海洋学部では8月6日に静岡キャンパスで、静岡市・東海大学連携事業「プランクトン観察会」を開催しました。市内の子どもたちにプランクトンに関する講義や観察を通して、目に見えない生き物の存在や種類を知ってもらうとともに、環境問題への意識を育んでもらおうと毎年行っているものです。当日は、小学生や保護者45名が参加。秋山信彦教授、石井洋准教授、松浦弘行准教授および、各研究室に所属する学生・大学院生約10名がサポートしました。

午前は、静岡キャンパス内でガイダンスを行った後、臨海実験場前の海に移動。松浦准教授が指導にあたり、プランクトンネットを投げてプランクトンを採集しました。午後には、石井准教授が微生物の働きなどを説明した後、午前中に採集してきたプランクトンを顕微鏡で観察。松浦准教授と秋山教授が、プランクトンの生態や種類、食物連鎖などについて解説しました。秋山教授は、「微生物が水の汚れをきれいにし、植物プランクトンは海中の食物連鎖で魚の餌にもつながっています。私たちの生活は、目に見えない小さい生き物に支えられていることを忘れないでください」と締めくくりました。

参加者からは、「顕微鏡を使って海にいる生き物を見られて楽しかった」「先生や大学生がわかりやすく説明してくれた」「子どもの付き添いで参加したつもりが、勉強になることが多く、いつの間にか観察にのめり込んでしまっていて、とても楽しませてもらいました」と話していました。