【ご案内】動物の行動と管理学会の公開シンポジウムを行います

農学部では、9月12日(木)10:00から、動物の行動と管理学会2024の公開シンポジウムを開催いたします(無料)。

世界の動物衛生の向上を目指す国際機関「国際獣疫事務局(WOAH)」は、アニマルウェルフェア(以下、AW)を「動物が生きて死ぬ状態に関連した、動物の身体的及び心的状態をいう」と定義しています。産業動物飼育においても近年、AWに配慮した扱いが世界的な基準となりつつあり、すでに法制化されている国や地域も存在します。日本でも産業動物を快適な環境下で飼育することでストレスや疾病を軽減し、生産性の向上や安全な畜産物の生産につなげようと、農林水産省がAWの考え方を踏まえた産業動物の飼養管理の普及を推進。2023 年 7 月にはAWに関する新たな指針も公開しました。

今回のシンポジウムは、産業動物のAWに関する国の基本的な指針や国内外でのAWの現状を比較し、市場や法律、報道の観点からAWへの理解促進を目的に開催します。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。本シンポジウムも、そうした本学の考えを体現するものです。

■開催概要
日 時:2024年9月12日(木) 10:00~12:00
会 場:東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパス 大教室 2A203
    (熊本県上益城郡益城町杉堂871−1)
内 容:◇「持続可能なタンパク質供給システムに向けたトランジションデザイン」
    発表者/⼤橋 匠氏(東京⼯業⼤学 環境・社会理工学院 融合理工学系 准教授)
    ◇「EU動物福祉法の意義、課題、規範力」
    発表者/本庄 萌氏(⻑崎⼤学 環境科学部 人間社会環境学系 准教授)
    ◇「新聞報道に見るアニマルウェルフェア」
    発表者/太⽥ 匡彦氏(朝⽇新聞社 文化くらし報道部)
参加費:無料
コーディネータ:伊藤 秀一(東海大学 農学部 動物科学科 教授)
申込み:以下のWebフォームからお申し込みください。
    ※申込期限/9月6日(金)

▼申し込み用Webフォーム
https://forms.gle/wbDcKAkPVzo4ZpBR6