東海大学では8月11日に、神奈川県立青少年センターで開催された「青少年のための科学の祭典2024神奈川大会」にブースを出展しました。このイベントは、科学実験や工作などを通して、科学の面白さを体験してもらおうと開かれているもの。今回は学校や企業、団体がブースを展開しており、本学はドクターアキヤマこと工学部応用化学科の秋山泰伸教授が、「チョー本格派、ドクターアキヤマと入浴剤を作ろう!!」を実施しました。
当日、約200名が来場したブースでは、「理科教育ボランティア」の授業を履修する学生7名が運営をサポート。紙コップに重曹やクエン酸、食紅、アロマオイルなど、体に害がなく手に入りやすい身近な材料を使ったオリジナルの入浴剤作りを、参加者にレクチャーしました。材料を紙コップやシリコン型に押し固め、秋山教授や学生が電子レンジで1、2分ほど加熱。冷やされた入浴剤を手渡された参加者は、「身近な材料と簡単な作業で入浴剤が完成して驚いた」「好きな色でいい香りがする入浴剤が作れてうれしい。お風呂に入るのが楽しみです」と話していました。
秋山教授は、「子どもにわかりやすく科学の原理を解説することで、学生たちの学びにつながりました」と語りました。片渕亜美さん(工学部2年次生)は、「作り方を説明すると、子どもたちが目を輝かせながら聞いてくれて、“家に帰ってまた作ってみる”と声をかけてくれる子もいてうれしく感じました。私自身は小学生のころに実験が体験できるイベントに参加したことがきっかけで理科が好きになり理系の道に進みました。今回のイベントを機に、さらに理科を好きになる人が増えてくれたら」と笑顔を見せていました。