2024年度の春学期学位授与式を挙行しました

東海大学では9月19日に湘南キャンパスで、2024年度春学期学位授与式を執り行いました。今学期は、湘南、品川、伊勢原の各キャンパスにある大学院から博士学位取得者17名(課程博士8名、論文博士9名)、修士学位取得者23名が修了し、学部から208名が卒業を迎えました。なお、同日には静岡と札幌の両キャンパスで、18日には熊本キャンパスでも学位授与式を執り行っています。

湘南キャンパス2号館大ホールで行った学位授与式では、松前義昭学長が学位記ならびに修了証を授与しました。式辞に立った松前学長は、「自らの将来に関する人生設計を常に考えた生活を送ることで一日一日が充実したものになります。人生の目的は、皆さんの青春が続く限りいつまでも存在します。ただし、最初に立てた目標は達成すると過ぎ去ってしまい、過去は取り戻せません。後悔のない人生を歩むためにも、しっかりとした人生観を持ってください」と呼びかけました。続いて学業優秀者に総長賞を授与しました。

答辞には兵藤悠太さん(大学院総合理工学研究科)が登壇。「大学院進学時が新型コロナ蔓延と重なり、研究活動にも制限がかかりました。それでも負けずに博士課程まで進学し多くの研究成果を上げることができたのは、自分一人の力ではありません。日ごろからご指導いただいた先生方を始め、職員の皆さんや共に議論し、支えあった研究室の仲間や友人たちのおかげです。また、博士課程2年次からは特定助手としても勤務し、物理学科などで授業を行うという貴重な経験も積むことができました。私たち卒業生は、東海大学の学生として思想を培い、知能を磨くことができ、さまざまな力を蓄えて社会に飛び立ちます」と力強く語りました。

卒業生からは、「湘南キャンパスの素晴らしい環境の中で研究に専念でき、自分の成長につながりました」「一般企業に勤務して研究を続けていく予定なので、大学で培った発想力や思考力を生かしていきたい」といった声が聞かれました。