食と健康を学ぶ農学部の4年次生を対象にフードサイエンティスト認定研修会を開催しました

10月25日、農学部がある阿蘇くまもと臨空キャンパスで、フードサイエンティスト資格の認定研修会を開催しました。この資格は、食品科学教育協議会が認定するもので、食品や微生物に関する特定の講義や実験・実習を履修するとともに、研修を修了した学生に「食品科学技術認定証」が授与され、「フードサイエンティスト」として認められるものです。

今回は、狩生 徹 氏(尚絅大学生活科学部栄養科学科 教授)を講師に迎え、「食品機能性の科学」についての研修講義が行われました。農学部の応用植物科学科(現:農学科)、応用動物科学科(現:動物科学科)、バイオサイエンス学科(現:食生命科学科)の4年次生が参加し、特定保健用食品や機能性表示食品と一般の食品の違いをはじめ、食品に含まれる機能性成分が体にどのように働くか、食品表示や法律などについて学びました。

また、東海大学と尚絅大学は研究や教育活動などで連携協定を結んでおり、食を通じた地域貢献やこれまでの取り組みの紹介がありました。さらに、狩生教授の研究として、ポリフェノール成分が歯周病予防に役立つ可能性があることにもふれ、食と健康が密接に関わっていることを実感する機会となりました。学生たちは、食品科学の知識をさらに深め、自分たちの学びが社会にどのように役立つのかを改めて考える良い時間を過ごしました。

本学農学部では、これからも講義や実践的な実験実習、研修等を通じて、学生の食品科学における専門知識をしっかりサポートし、社会に役立つ人材育成に力を入れていきます。