阿蘇くまもと臨空キャンパスでは、11月6日、農学部食生命科学科の授業「食の科学」(授業担当:安田伸)において、熊本県くらしの安全推進課の髙濱郁葉氏を招いて、「熊本県食品表示ウォッチャー講習会」を行いました。今回の講習会は受講生だけでなく、他の学生や教職員も参加可能な形で実施され、多くの関心が寄せられました。
「熊本県食品表示ウォッチャー」とは?
「熊本県食品表示ウォッチャー」とは、熊本県内の販売店において適正な食品表示が行われているかを確保するボランティアです。熊本県くらしの安全推進課が県内の消費者に対し、食品のラベル表示に関する正しい知識を広める活動の一貫として実施しているものです。この日は東海大学の学内で講習が実施され、学生にとって貴重な学びの場となりました。
食品表示の知識を深める
食品表示には、食品表示法に基づいたさまざまな情報が記載されています。受講生たちは今回の講習を通じて、商品の名称、原材料、原産国・地域、消費・賞味期限、アレルギー情報、など、生鮮食品や加工食品ごとの適正な表示のルールについて学びました。これにより、消費者として適切な商品を選ぶ知識が得られるだけでなく、将来的に食品事業に関わる可能性のある学生にとっては、必要な基礎知識を養う貴重な機会となりました。
地域と連携した「食」と「科学」の教育
農学部では、「食」「生命」「環境」「社会」をキーワードに、未来を担う人材育成に取り組んでいます。今回のような官学連携による講習会を通じて、地域社会との連携をさらに深め、「食」と「科学」に対する教育研究プログラムのさらなる充実を目指しています。
参照:熊本県 くらしの安全推進課(食品表示ウォッチャーを募集します!2024.6.3更新)
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/54/110876.html