3大学連携による適正家畜生産規範学実習を開講しました

3大学連携による適正家畜生産規範学実習を開講しました

「適正家畜生産規範学実習」を、9月2日~9月4日に宮崎大学で、9月9日~9月11日には場所を変え東海大学農学部でそれぞれ実施しました。本学、宮崎大学および南九州大学は2009年度より文部科学省の「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」として3大学で「畜産基地を基盤とした大学間連携による家畜生産に関する実践型統合教育プログラム開発」を実施してきました。本学農学部では2013年度から大学間連携による実践型適正家畜生産技術者養成教育として4科目を3大学で連携して運営しており、本実習はその1つです。本学農学部から10名、宮崎大学から10名、南九州大学から10名の学生が受講しました。

宮崎大学での実習では、家畜疾病の遺伝子診断、家畜体の触診や超音波診断などを実施。東海大学での実習では、家畜の飼育管理実習や、草原を活用した肉用牛の放牧飼養技術を学習。家畜生産が果たす生物多様性保全の役割を理解する目的で、牧場に生息する野生動物の調査を実施したほか、飼料イネの利用に関する実習も行いました。また、アニマルウェルフェア(動物の福祉)を考慮したファーニッシュドケージ(止まり木や砂浴び場、巣箱などを備えたケージ)で飼育している鶏の行動を調べる実習にも取り組みました。

3大学が連携して開講する授業は学びの視野を広げるだけでなく、大学間での学生交流にも大いに役立っています。12月には、南九州大学での実習を実施します。

3大学連携による適正家畜生産規範学実習を開講しました

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