学生が大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の壁にデザイン画を制作しました

学生が大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の壁にデザイン画を制作しました

海洋学部の学生が1月24日、静岡市清水区三保にある中部電力(株)の大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の敷地内にあるコンクリート壁に、デザイ ン画を制作しました。これは、本学部の東惠子教授(環境社会学科)らが、東海大学の地域貢献の取り組み「To-Collaboプログラム」の一環で、若年 層の地域観光振興に対する意思決定能力の育成を目指し、静岡県・静岡市、地元住民、観光業者などの協働参画により取り組んでいるプロジェクト「パブリック アチーブメント教育を通じた三保の地域観光クリエーター育成」として実施したものです。

プロジェクトでは、学生が三保松原の現状調査から持続的な観光・地域振興を実現するための課題として、「三保松原の単発観光や観光客の急激な増加による交 通渋滞・駐車場等の問題」を抽出。その解決に向けて取り組む4つの活動を設定しました。今回のデザイン画制作はその中のひとつで、同発電所の敷地内にある 「万代塀」に施設のイメージと周囲の景観に合うデザイン画を描くことにより、新たな産業観光拠点にしようという試みです。これまで、環境社会学科の学生有 志による団体「SDEC」(Shizuoka Disaster Ecology)が中心となって地域公開セミナー「共に拓く しずおか環境社会の新時代」を開催し、デザイン画制作に向けて準備を重ねてきました。

学生たちは昨年10月4日に第2回地域公開セミナー「僕たちの暮らしの未来予想図を万代塀にデザインしよう!」を開催。清水キャンパスにある東海大学付属 翔洋高校、同中等部の生徒38名が参加して同発電所の施設見学会を実施し、万代塀に施す塗装デザイン案の色彩などについてワークショップ形式でアイデアを 出し合いました。描かれたデザイン画は、その中から同学科の大場有倫さん(3年次生)の案を採用したものです。

当日は、SDECの学生の呼びかけで集まった本学部の学生、市と県の職員、中部電力の社員ら30人が参加。約3時間かけて高さ1.2m、幅17mの万代塀 の壁面に絵を完成させました。大場さんはデザイン画について、「コンセプトは、”太陽からの人々の暮らし、人々の暮らしから地球の生命が輝きだす”です。 太陽から降り注ぐ光を発電所のソーラーパネルが受け止め、清水の街を発展させることをイメージしました」と話しています。

学生が大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の壁にデザイン画を制作しました