東海大学では12月12日に湘南キャンパスにおいて、ロシア・ウラジオストクにある極東連邦大学とテレビ会議システムでつないだ国際セミナーを開催しました。本学と極東連邦大学はこれまでも、日ロの学生が環境問題や国際連携などの幅広いテーマで語り合う「ユーラシア学生フォーラム」を開くなど、さまざまな形で交流を深めてきました。今回のセミナーも交流活動の一環で開いたもので、両大学の学生と教職員ら約40名が参加しました。
セミナーでは、「核を巡る米ロ間協力」や「エネルギーの安全保障(再生可能エネルギーを中心に)」、「北方領土における非国家主体」などのテーマで、極東連邦大学の学生と同大に留学している日本人学生が報告。続いて、かつて核武装を背景に冷戦状態にあった両国が協力して核不拡散を目指すための方策や、再生可能エネルギーを利用しながら、アジアにおけるエネルギーの安全保障を確立する方法、北方領土問題解決に企業が果たす役割などについて、参加者がディスカッションしました。
なお、両大学の学生たちはセミナー終了後から次回に向けた打ち合わせを開始。今後は日ロ問題に関する共通テーマを設定し、事前に双方で勉強会を行ったうえでセミナー当日に深く議論する形で開催していく予定です。