代々木キャンパスで渋谷区富ヶ谷二丁目地域防災まちづくり講演会が開催されました

代々木キャンパスで12月13日、「渋谷区富ヶ谷二丁目地域防災まちづくり講演会」(主催:同町会)が開催されました。地震や火災といった災害に対する意 識を高め、自助、共助につなげることを目的とするもので今回初めて代々木キャンパスが共催したものです。学生や教職員、住民ら約100名が参加しました。

同町会の松岡慶樹会長がまず講演会の主旨を説明。渋谷区の桑原敏武区長が「災害に対する知識を身につけ、万一の時に冷静に対処していただきたい」と挨拶 し、東京消防庁渋谷消防署の角田瑞彦署長が「日ごろから消火器の位置や避難場所を確認しておくことが重要です」と話しました。続いて、東京大学工学部都市 工学科の小出治教授が「木造密集地区の防災まちづくりについて」をテーマに講演。「木造住宅が密集した地域で地震が発生した場合、建物が倒壊して避難経路 が妨げられます。また、火災が起きた際にも火が広い範囲にまわりやすい。行政に対して住宅地の整備を呼びかけるなど、できるところから働きかけることが大 切です」と語りました。

来場者からは、「災害について考える機会が少なく、いざという時に備えて参加しました。専門的なお話を聞くことができてよかったです」といった声が聞かれ ました。なお、2015年2月28日(土)には東京大学生産技術研究所の加藤孝明准教授を講師に、「防災まちづくりワークショップ」(主催:同町会、共 催:代々木キャンパス)が代々木キャンパス4号館5階の講堂で開催される予定です。

代々木キャンパスで渋谷区富ヶ谷二丁目地域防災まちづくり講演会が開催されました