六カ国語スピーチコンテストを開催しました

外国語教育センターが主催する「第15回六カ国語スピーチコンテスト」を、11月27日に湘南キャンパスの松前記念館講堂で開催しました。この催しは、学 生のさらなる語学力の向上と、国際舞台で活躍する人材育成を目指して毎年実施しているものです。日ごろから六カ国語(フランス語、ロシア語、コリア語、ス ペイン語、中国語、ドイツ語)を積極的に学ぶ学生たちが、それぞれが選んだテーマについて調査や分析をし、教員から指導を受けながら表現や発音、話し方な ど練習を重ねた成果を競いました。

当日は予選審査を勝ち抜いた六カ国語の代表者各2名ずつ全12名が、約500名の観客を前に個性豊かな内容のスピーチを披露。各自の経験を通した考えや思いを交えて、国際社会での日本のあり方や文化について持論を展開しました。

最優秀賞である学長賞に輝いたのは、フランス語で「身近にある国際ボランティア」をテーマにスピーチをした福岡夏海さん(教養学部国際学科3年次生)で す。福岡さんは、言語や文化の違いなど慣れない環境の日本で暮らす外国籍の子どもたちをサポートするボランティア活動で出会った、ボリビア出身の小学校1 年生の女の子との交流の模様を報告。「たった一人の大学生でも誰かの支えになれるのです。今、あなたの近くで助けを求めている人を見過ごさないでくださ い」と訴えました。福岡さんは受賞の喜びを、「国際ボランティアの仕事は私にとって大きな経験となったので、多くの人に活動を知ってほしいと思い、この テーマを選びました。フランス語のクラスはとても仲がよく、みんなで切磋琢磨しながら学んでいます。先生方も根気よくご指導くださり、おかげで今日は自分 の全力が出せました。さらなる上達を目指して、来年は学外のコンテストにも挑戦していきたいです」と語りました。

【入賞者】 ※敬称略
◇学長賞
フランス語「身近にある国際ボランティア」福岡夏海(教養学部国際学科3年次生)
◇教学部長賞
スペイン語「今ここにいる怪物」田中慶(文学部英語文化コミュニケーション学科4年次生)
◇国際教育センター所長賞
スペイン語「チャンスの芽を育てましょう」三浦愛子(法学部法律学科4年次生)
◇外国語教育センター所長賞
ドイツ語「”いただきます”と”ごちそうさま”」深田茉由(文学部歴史学科西洋史専攻3年次生)
◇東海大学新聞賞
フランス語「自分の将来を広げるツール」中山歩(文学部歴史学科西洋史専攻4年次生)
コリア語「韓国の”パリパリ(早く早く)”文化」松浦正宗(法学部法律学科4年次生)
◇外国語教育センター第二類主任賞
ロシア語「ロシア語は体を張って」川手勝貴(文学部歴史学科西洋史専攻4年次生)
中国語「自信を持って進む」関口翔平(文学部歴史学科東洋史専攻3年次生)
◇外国語教育センター奨励賞
ロシア語「歴史を学ぶ意義」土屋真衣子(文学部歴史学科西洋史専攻4年次生)
コリア語「日韓両国の未来のために」安居みなみ(教養学部国際学科4年次生)
中国語「挑戦」ムスタファ アルアスマウィ(工学部機械工学科3年次生)
ドイツ語「日本について思うこと」阿部泰祐(教養学部国際学科3年次生)

六カ国語スピーチコンテストを開催しました