開南大学(台湾)の学生らが訪学しました

台湾にある開南大学運輸観光学部観光学科の洪呈勳准教授と学生6名が、7月18日に海洋学部のある清水キャンパスを訪問。講義や研修を通して教員・学生と 交流を深めました。洪准教授から、継続的な交流を視野に「沿岸地域の活性化」に関して研修を受けたいとの要請を受け、海洋フロンティア教育センターの岡田 夕佳講師が中心となり準備を進めてきたものです。

当日はまず、本学部の千賀康弘学部長が一行に歓迎のあいさつ。続いて川崎一平学部長補佐が本学と台湾の歴史的なかかわりや、沖縄・石垣島での調査など海洋 文明研究の魅力について語りました。また、本学部環境社会学科の平木隆之教授は学生たちが取り組む「観光による三保活性化案」について紹介し、地域との交 流や「食」を核とする観光客の確保や観光におけるCSR(企業の社会的責任)、三保の環境と観光などについて話しました。一行は学園の海洋調査研修船「望 星丸」も見学。その後、清水キャンパスの学生食堂で海洋フロンティア教育センターの開講科目を学ぶ学生有志との交流会を実施。昨年、開南大学で鰻の流通に ついて調査した本学部の楠隆史さん(水産学科生物生産学専攻3年)と永田 翔平さん(同)も参加し、交流を深めました。

さらに、同センターの鉄多加志講師らが4月に開所したばかりの「清水校舎三保マリンスポーツ実習施設」で、海洋スポーツイベント実習(海洋フロンティア科 目)」における学生立案イベントの事例や海洋スポーツによる沿岸地域活性化の可能性について講義。続いて同施設前の三保の内海でレスキューボードやカ ヌー、ウィンドサーフィンなどの実演を披露しました。その後は一行も海に入り海洋スポーツを体験。全員が初めてとのことでしたが、「とても楽しかったの で、またぜひやってみたい」などの声とともに、「台湾では海洋スポーツのイベントや観光は盛んではないが、今回の講義は新しい海洋観光のあり方や可能性に ついて考える機会になりました」との感想も聞かれました。

開南大学(台湾)の学生らが訪学しました

開南大学(台湾)の学生らが訪学しました