海洋研究所プロジェクト研究発表会を開催しました

海洋研究所では5月24日に清水キャンパスで、2013年度海洋研究所プロジェクト研究発表会「海洋研って、なに?」を開催しました。この発表会は、海洋研究所が行っている研究とその成果を広く学内外に発信することが目的で、学生や教職員など約50名が参加しました。

発表会ではまず、久保田雅久所長(海洋学部海洋地球科学科教授)が研究所の歴史と組織を紹介。その後、海洋生物の陸上養殖や海底熱水鉱床、地震予知 など本研究所で行っている研究プロジェクトを中心とした研究成果が発表されました。参加した学生は、「興味を持っていたイルカについて、互いを識別するた めに発しているシグネチャーホイッスルや、保全の状況など興味深く聞くことができました。その他にも幅広い分野の研究をすることができたので、今後も積極 的に参加したいと思います」と感想を話していました。

久保田所長は、「多くの学生や教職員に参加していただき、また非常に高い評価をいただけたことを大変心強く感じました。また、今回の発表会は、同じ 研究所に所属する教員同士が互いの研究内容への理解を深められたという点でも大変有益だったと思います。このような催しを協力して開催することで、所員同 士の一体感も高まりました。今後もさまざまな形で本研究所の活動を学内外に発信していきますので、ご支援をよろしくお願い申し上げます」と語っています。

【当日の発表テーマ】
「枯草菌バイオフィルム形成とその制御」 小倉光雄(海洋研究所教授)
「陸上養殖の技術開発とクロウミウマの完全養殖に関する研究」 秋山信彦(海洋研究所水族生態研究センター長、海洋科学博物館館長、海洋学部水産学科生物水産学専攻教授)
「イルカに学ぶ」 森阪匡通(創造科学技術研究機構特任講師)
「海底熱水鉱床と磁気探査」 佐柳敬造(海洋研究所准教授)
「地震予知研究の最前線」 長尾年恭(海洋研究所地震予知研究センター長、大学院海洋学研究科教授)
「駿河湾プロジェクトとJ-OFURO」 久保田雅久(海洋研究所所長、海洋学部海洋地球科学科教授)

海洋研究所プロジェクト研究発表会を開催しました

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