体育学部の学生らが中心となって活動している「モーションキャプチャー部」が5月12日、19日、7月7日の3日間にわたって湘南キャンパス15号館で 「モーションキャプチャー講習会」を開催しました。体育学部生を中心に毎週月曜日に活動している同部は、マーカーをつけた人の動きをさまざまな角度から同 時に撮影して座標化できるモーションキャプチャーシステムを使い、卒業論文や研究に必要な身体運動のデータを協力して測定・分析しています。今回は広く参 加者を募ることで学部や学科の枠をこえて知識や財産を共有し、同システムをより有効に活用することを目指して初めて実施しました。
5月12日の第1回では、スポーツバイオメカニクスや体育測定評価を専門とする体育学科の小河原慶太准教授が同システムを紹介。5月19日の第2回は「公 開デモンストレーション実験」として、男子バスケットボール部の選手が協力してジャンプシュートのデータを採取しました。7月7日の第3回では、第2回で 取得したデータを使って解析方法や修正、活用方法などを学びました。全3回の講習会には体育学部生だけでなく、理学部生や大学院生、教員、卒業生らも参 加。熱心にメモを取ったり、質問したりする姿もありました。
リーダーの長尾秀行さん(大学院総合理工学研究科)は、「せっかくこのような機会があるので、より多くの人にさまざまな場面で活用してもらえればと思い、 今回の講習会を開きました。いきなりすべて操作できるようになるのは難しいと思いますが、教え合いながら活動していますので、ぜひ参加してください」と呼 びかけています。