市民公開講座「やさしい肝臓病のはなし」を開催しました

東海大学医学部付属病院では6月6日に伊勢原キャンパスの松前記念講堂で、「肝疾患医療センター市民公開講座 やさしい肝臓病のはなし」を開催しました。この講座は、社団法人日本肝臓学会、神奈川県との共同により、地域連携栄養ケア研究会と合同で毎年実施しているものです。当日は、本病院の医師らが肝臓病の最新治療などについて講演し、約120名が参加しました。

第1部では、本病院の加川建弘肝疾患医療センター長と白石光一臨床教授(消化器内科学)が、ウイルス性肝炎や肝硬変の治療に関する最新情報をそれぞれ紹介。続いて、本病院薬剤科の羽村康一職員が薬品服用の際の注意事項を説明し、同栄養科の安齋ゆかり科長補佐が食事の留意点について解説しました。

第2部の「肝疾患Q&A」では、参加者から寄せられた質問に、本病院の医師、薬剤師、管理栄養士のほか、本学健康科学部看護学科の教員が回答。参加者からは、「新薬の治療効果などがよくわかりました」「食事など普段の生活にも気をつけたい」などの感想が聞かれました。加川センター長は、「正しい知識を知って、肝臓がんなどの予防に役立ててほしい」と話していました。

講演者とQ&Aの回答者は以下のとおりです。

【第1部】
講演1「ウイルス性肝炎の最新治療」
    講師:加川建弘センター長(東海大学医学部付属病院肝疾患医療センター)
講演2「肝硬変治療の動向」
    講師:白石光一臨床教授(東海大学医学部付属病院 消化器内科学)
講演3「薬の相互作用について」
    講師:羽村康一薬剤師(本病院薬剤科)
講演4「肝疾患における食事のポイント」
    講師:安齋ゆかり科長補佐(本病院栄養科 管理栄養士)

【第2部】
肝疾患Q&A
司会:磯みどり看護師長(東海大学医学部付属病院看護部)
   清水幸子事務局長(地域連携栄養ケア研究会)
回答者:広瀬俊治助教(東海大学医学部付属病院 消化器内科学)
    庄村雅子准教授(東海大学健康科学部看護学科)
    羽村康一薬剤師(本病院薬剤科)
    紙谷ひとみ管理栄養士(本病院栄養科)

医hp報「市民公開講座・肝臓病」01.jpg

医hp報「市民公開講座・肝臓病」02.jpg

医hp報「市民公開講座・肝臓病」03.jpg

医hp報「市民公開講座・肝臓病」04.jpg