学生が日豪環境ボランティアプログラムに参加しました

総合経営学部マネジメント学科と経営学部観光ビジネス学科の学生有志が、5月6日から13日まで熊本県・阿蘇地域で行われた「日豪環境ボランティアプログラム」(同実行委員会主催)に参加しました。この取り組みは、社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」の助成を受けて、2006年からオーストラリアの環境ボランティア団体「Conservation Volunteer Australia」と観光ビジネス学科の小林寛子教授が代表を務めていた「プロマークジャパン」が2006年から日本国内各地で実施してきたプログラムです。各地の森林ボランティア団体や地域住民と連携し、豊かな自然環境や森林資源を保全しながら、地域の課題を共有し、日豪のボランティアと交流しながら地域の魅力を体感するプログラムとして展開してきました。

「阿蘇の森林を磨き、恩恵を味わう」をテーマに行われた8回目となる今回のプログラムには、小林教授の呼びかけに応えたマネジメント学科4年次生と観光ビジネス学科の1年次から3年次生合わせて20人が参加。授業の合間を縫って阿蘇へと駆けつけ、国内各地をはじめオーストラリアからの参加者とともにボランティア活動に従事しました。期間中は、世界最大級のカルデラを中心に豊かな自然が広がる阿蘇山一帯を対象に、遊歩道整備や野焼きに使う火消し棒を作ったり、水源地域の環境を整備したりするなど地域が必要とする多様なボランティア活動に従事。また、同地区にある小国町では、産業を支えていた林業の衰退への対策として始まった地域通貨制度「MORI券」の体験なども行われました。

参加した学生たちからは、「活動を通じて地元の方たちとのコミュニケーションが深まり、地域の観光について実践的に学ぶ貴重な機会になりました」「地元の方から直接聞く、阿蘇の歴史や文化、暮らしなど観光旅行では知ることのできない生の声を聞くこともできました。学科での学びに反映できれば」といった感想が聞かれました。実行委員としてプログラムの運営に携わった小林教授は、「阿蘇地域の方々と一緒に汗を流し、森林や牧野の保全活動を行い、交流を深め、地域の課題とその解決策を考える機会となりました。学生たちには今後もこういったさまざまな学びのチャンスを生かし、地域活性化や観光産業を支える人材を目指してもらいたい」と話しています。

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