寺尾晶教授によるアウトリーチ活動「睡眠の不思議を科学する」が開催されました

2015年11月18日(水)札幌キャンパスN212教室で札幌教養教育センター寺尾晶教授によるアウトリーチ活動「睡眠の不思議を科学する」が開催されました。

学生を対象として行われた第1部では寺尾教授がライフワークとしている「睡眠研究」を分かりやすく学生達に紹介するアウトリーチ(研究成果公開活動※)を実施。学生・教職員を対象とした第2部では北海道で生命科学分野の研究費助成事業を行っている秋山記念生命科学振興財団プログラムデザイナーの國井真理子氏をお招きし、アウトリーチ活動に込める想いと具体例についてお話いただき、意見交換を行いました。

第1部に参加した生物学部生物学科1年次生の道下祥伍さんは「睡眠・覚醒調節の謎が、眠り病「ナルコレプシー」の病因解明を契機に大きく前進したことに大変驚きました。また、基礎的な研究は尊い命を使った動物実験のおかげで成立していることも学びました。寺尾先生は発表の締めくくりに、クラーク博士の”Boys, be ambitious”を引き合いに出し、松前重義先生の「若き日に汝の希望を星につなげ」は、クラーク博士の精神が、内村鑑三博士との出会いを通じて受け継がれたものだと教えてくれました。私も高い目標に向かって日々努力しながら、残り3年間の学生生活を有意義に過ごしたいです」と笑顔で感想を語ってくれました。

寺尾教授はプレゼンの最後に「研究者による研究成果公開は、国から推奨されており、義務化されるケースも出てきています。研究費は、国民の税金や寄付金などを資金源としていますので、研究成果を多くの方々に分かりやすく説明し、研究内容の価値・成果を分かち合うことは大変重要なことだと考えています。今後も秋山記念生命科学振興財団様等とも連携しながら、研究成果の社会的共有を推進していきます」と意気込みを語りました。

※「アウトリーチ活動」とは(文部科学省ホームページより転載)
国民の研究活動・科学技術への興味や関心を高め、かつ国民との双方向的な対話を通じて国民のニーズを研究者が共有するため、研究者自身が国民一般に対して行う双方向的なコミュニケーション活動のこと

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