「Mリーダー・チャレンジ2016年度春学期」の表彰式を行いました

10月27日に湘南キャンパスで、「Mリーダー・チャレンジ(MReader Challenge)2016年度春学期」の表彰式を行いました。これは、英語の副読本「グレーデッド・リーダー(Graded Readers=GR)」を多読することで語彙力、読解力を高めてもらおうと、国際教育センターが2008年度から実施しているリーディング・コンテストです。各学期に40冊以上、または10万語以上のGRを読了した学生を表彰しており、今年度の春学期には、湘南、代々木、伊勢原の3キャンパスから1406名が挑戦し、103名が達成しました。表彰式には約60名が出席し、本センターの宮崎啓次長、英語教育部門主任の藤田智子教授、副主任のチャールズ・コワルスキー准教授のほか、コンテストを運営するGR委員会のキャサリン・チータム講師、アラン・ハーパー講師、メロディ・エリオット准教授、伊東弥香准教授らとともに互いの努力を称えあいました。

国際教育センターでは、2003年度から「グレーデッド・リーダー・プロジェクト」を展開しています。GRは英語を母語としない学習者用のリーディング教材で、知名度の高い小説や映画、オリジナルストーリーなど多彩な内容からなり、使用語彙数などによりレベル分けされています。各教員は本センターの蔵書を教室に持ち込んで学生に貸し出し、各自の学習状況を把握するため、GR利用者の読書記録などを管理する学習支援ウェブサイト「MReader」を活用しています。また、英語科目を履修していない学生に対しては、湘南キャンパス1号館2階のRoom35にある「英語学習支援室(E-Navi)」でGR学習を紹介し、必要に応じて同キャンパス内の中央図書館でGRを借りるよう指導しています。

表彰式では宮崎次長が、「皆さんの素晴らしい成果に敬意を表します。これまでの努力を自信につなげ、ぜひMリーダーチャレンジを続けてほしいと思います」とあいさつ。続いて、教員から入賞者一人ひとりに表彰状を手渡しました。

「馴染みやすいアニメや映画作品からスタートし、徐々に難しい内容の本へとレベルアップを図った」と語るのは、門矢徹さん(法学部法律学科2年次生)。「長文を読むのが楽になり、英語が楽しくなってきました。国際法を学びたいので英語力は不可欠。世界を舞台に活躍するために、さらに高いレベルのGRに挑戦し続けたい」と意欲的です。

文学部英語文化コミュニケーション学科1年次生の葛西蘭さんは、「基礎英語演習」の授業でGRを30冊読んだことを機に本チャレンジを開始。「文章のポイントを早く、的確につかむことができるようになりました。当面の目標は、学内の英語スピーチコンテストでの優勝です。多読を続けて英語力を磨くとともに、その力を生かして、自分に何ができるかを考えていきたい」と話していました。

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