「持続可能な地域づくり~宮松町における公園の活用」提案発表会を実施しました

湘南キャンパスの学生が1月23日、平塚市中央公民館で「持続可能な地域づくり~宮松町における公園の活用」提案発表会を行いました。二ノ宮リムさち准教授(現代教養センター)が担当するチャレンジセンター開講科目「プロジェクト入門B」の授業では、神奈川県平塚市宮松町をフィールドに、実際の地域で起きている課題や取り組みについて関係者から話を聞きながら、学生の視点で「持続可能な地域づくり」を考えることを目的としています。学生たちはこれまでに、宮松町自治会会長の石田文男氏や、コミュニティ形成プロデューサーとして当該地域に関わる吉澤卓氏による講義、現地でのフィールドワークなどを通じ、地域の現状を学んできました。今回は、それをもとに各班で考案した町内の公園を活用して地域を活性化する企画を、市の職員や地域の方々を前に発表しました。

当日は、まず宮松町内の「公園マップ」を作成したグループが登場。町内にある5つの公園の写真と場所が掲載されたマップをもとに、フィールドワークで訪れた際に確認した特長と課題を紹介し、「今後引っ越してきた人がこのマップを見ることで各公園のよさを知る機会となり、実際に訪れてもらいたい」と話しました。続いて、宮松町の公園活用について4つのグループが提案内容を発表しました。「自然に触れ合え! ネームプレート&自然アート制作編」「ゆるスポーツを体験しよう!」「公園から始まる商店街の活性化・交流・防災」「大学と宮松町が食でコラボ!? 公園を活用した商店街活性化イベント」と、それぞれのグループが考案した活用策を提案。発表を聞いた市職員と地域の方からは、提案内容の実現に必要な予算や告知方法などについて質問が上がったほか、「とてもいい提案なので実現してほしい」「イベント情報などを共有する方法は現在模索中なので、今後住民が増えたときの対策も一緒に考えてもらいたい」と、進展に期待する声も多く聞かれました。二ノ宮准教授は、「今後も自治会のほか、企業や行政の皆さんともタッグを組み、よりよい地域づくりへ向けた実践と教育の連携を進めていきたい」と語りました。

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