東海大学看護師キャリア支援センターでは9月1日に伊勢原キャンパスで、「2018年度救急看護認定看護師教育課程」の開講式を挙行しました。第3期生となったのは、18都道府県の病院に所属する看護師31名(男性15名、女性16名)で、本学医学部付属病院からも1名が受講します。式典には多数の来賓が参列し、研修生を激励しました。
本センターは、医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)と看護教育機関(健康科学部、大学院健康科学研究科、医療技術短期大学)が協力し、2016年4月に開設。研修や研究会、キャリア相談などの機会を通して教職員のキャリア形成を図るとともに、高水準の専門性を担う教育課程の展開を目指しています。本課程はその一環として、付属病院における救命救急医療に関する知識や技術の蓄積を生かし、16年度から開講しているものです。
式典では、建学の歌の斉唱、研修生の紹介に続いて医学部付属病院の副院長でもある本センターの横田弘子所長が登壇。「これまで培ってきた知識や技術の幅を広げ、臨床看護師としてさらに成長するとともに、救急看護の領域で活躍できる看護師になるよう支援します。本課程での学びが充実した日々であるよう願っています」と式辞を述べました。あいさつに立った坂部貢医学部長は、「東海大学では、創立者・松前重義博士が唱えた『真に社会に貢献できる人材の育成』を目指しています。社会から何を求められているのかを常に意識しながら、学びを深めてください」と激励。神奈川県看護協会の花井惠子会長は、「救急看護認定看護師の育成にご尽力いただいている東海大学の関係者の方々に感謝します。研修生の皆さんが真摯に研鑚を積み、修了後はそれぞれの病院で他の看護師のモデルとなって活躍されることを期待しています」と、エールを送りました。
最後に、研修生を代表して小川みずきさんが登壇。「7カ月にわたる学習の間には多くの試練や困難に遭遇すると思います。しかし、それを乗り越えた先には救急看護認定看護師として組織や社会に貢献している自分がいることを信じて、日々努力してまいります。仲間と切磋琢磨するとともに尊重し合い、支え合って、全員で修了の日を迎えたいと思います」と誓いの言葉を述べました。