医学部付属病院の内海美奈子看護師が横浜駅構内における人命救助で表彰されました

医学部付属病院13B病棟主任の内海美奈子看護師が、横浜駅構内における人命救助により、横浜市西消防署と東日本旅客鉄道株式会社横浜支社から表彰されました。同消防署の福元五喜副署長と横浜駅の石黒功副駅長らが2月12日に本病院を訪れ、内海看護師に感謝状を手渡しました。

内海看護師は、1月6日に同駅の東海道線車内で心肺停止状態になった55歳の男性に対し、持ち合わせていたポケットマスクを用いて人工呼吸を行うなど、駅員と協力して心肺蘇生を実施。自発呼吸と自己心肺が再開した男性は救急隊により病院に搬送され、11日には後遺症もなく社会復帰を果たしました。

感謝状を手にした内海看護師は福元副署長と石黒副駅長らに謝辞を述べ、「無事に社会復帰されたと聞いて、ほっとしました。私の力ではなく、駅員さんや救急隊の皆さんの日ごろからのご尽力のおかげです。今回は、少しだけ出した勇気に対して表彰していただいたと思っています。以前にも急病人の救命処置を行ったことがあり、それ以降、常に持ち歩いていた人工呼吸用のポケットマスクが役に立ちました。感謝状をいただいたことを励みに、どんなときにも冷静に救命救急対応ができるよう、さらに技術を磨きます」と話していました。

同席した本病院副院長の横田弘子看護部長は、「医療スタッフも必要な器具もない現場での救命救急対応は、看護師の資格を持っている者でも勇気のいることです。過去の救命処置の経験を生かしてポケットマスクを携帯することも見習うべき姿勢だと思います」と内海看護師を称えました。

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