「新入職員実践型ワーキング研修」を初めて開催しました

湘南キャンパスで4月25日に「2019年度 東海大学新入職員実践型ワーキング研修」を実施しました。4月に入職したばかりの職員に、本学で実施される行事・イベント、SD研修などを知ってもらい、ワークショップを通してチームワークやファシリテーターとしての素養を身につけることで、職員としての「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を醸成することが目的。本学が中期運営方針に掲げている「すべての活動をQOL向上に結びつけること」を実現するためには、教職員が生き生きとやりがいを持って働ける職場環境づくりが必要となることから今年度に立ち上げた「2019年度東海大学組織力活性化プロジェクト」のプログラムとして初めて開催しました。

はじめに山下豪紀事務部長が開会のあいさつに立ち、「厳しい試験を突破した皆さんは、共に同じ目標に向かって進む仲間として期待される方々ですが、どれだけ優秀な職員であっても、個人の力だけではこの大きな東海大学を動かすことは困難です。しかし、個と個の力が結合すれば何十倍もの力を出すことができます。それぞれがリーダーシップを発揮し、2042年に迎える建学100周年に向けて力を合わせましょう」と語りました。続いて梶井龍太郎副学長が本学の「建学の歌」と「校歌」の成り立ちを紹介しながら学園の歴史を解説し、「よい教育、よい学園、よい社会をつくっていくのが私たちの使命です。皆さんも同志として、目標に向かって一緒に頑張っていくことを忘れないでください」と語りかけました。

続いて事務部事務課の市川健二朗課長が学生を育成する4つの力、全国に広がるキャンパスなどをあらためて紹介し、大学で展開する各種行事、チャレンジセンターや海外研修航海といった独自のプログラム等東海大学の特色について解説。さらにチャレンジセンターの岡田工センター長と曽我研郎課長の進行で、マシュマロとパスタを使ってどれだけ高い自立タワーを作れるかを競うグループワーク「マシュマロチャレンジ」にも挑戦しました。このグループワークの狙いは、価値観の違う人達を一緒にし、協働の重要性を醸成させることにあります。1回目終了後には改善点を話し合う時間を設け、2回目が終わったあとには、どんなことを学び、工夫し、気づいたかを話し合い、グループごとに発表しました。結果は、どのグループとも2回目のタワー自立に格段の進歩が見られました。なお、総括といたしましてPDCAサイクルの重要性と職場での活用方法について説明がありました。

研修終了後は情報交換会を実施。食事をしながら参加者が意見交換をしたり、親睦を深めたりする姿が見られました。参加した新入職員は、「まだまだわからないことも多いのですが、今日の研修を通して自分がこれからどんな仕事をしていったらいいのか少しずつ認識できてきたように感じています」とコメント。今年度から任用変更で職員になった参加者は、「自分がどのような場所で働いているのか、あらためて見つめ直す機会になりました。横のつながりができたことは今後に向けて大きな財産になると思います」と語りました。

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