海洋学部の教員と学生が、8月7日に静岡科学館る・く・るで開催された「る・く・る de オープン・ラボ」にブースを出展しました。同館が子どもたちや中高生、その保護者らに県内の大学と短期大学部の魅力や研究の一端を紹介し、将来を考えるきかっけにしてもらおうと開いたもの。5大学・短大から12の科学体験ブースが出展され、多くの来場者でにぎわいました。
本学部からは3つの研究室が参加。海洋生物学科の田中克彦准教授の研究室は「発見!砂のすきまのミクロモンスター」と題して、キャンパスに近い三保海岸の砂利の中に住んでいる生き物(間隙性動物)を実態顕微鏡で観察できる企画を用意しました。航海学科海洋機械工学専攻の坂上憲光准教授の研究室では、学生が手作りした水中ロボットを大型プールの中でゲームコントローラーを用いて動かす「水中ロボットを操縦してみよう」を実施。海洋地球科学科の坂本泉准教授の研究室は「水圧実験 深海の世界」をテーマに、参加者に白い発泡スチロールのカップに好きな言葉や絵を描いてもらい、加圧機に入れてつぶす実験を披露しました。
各ブースには幼児から小学校高学年の子どもたちが多く訪れ、顕微鏡の中で動く極小の巻き貝やゴカイの姿に驚きの声が挙がりました。また、水中ロボットを自分で操作する姿を自慢げにアピールする子どもや、カップが縮んでいく様子を「海の中の水深○○m」と声をかけながら見守り、「人間も縮んじゃうの?」などと学生に質問する姿もありました。