第39回海洋祭「Ultramarine」を開催しました

清水キャンパスで11月1日から3日まで、第39回海洋祭を開催しました。今年度のテーマ「Ultramarine」は「群青」色の英語表記です。「群」という感じからイルカや魚、色とりどりのサンゴ礁があふれるにぎやかさを、「青」には「色鮮やかで潜りたくなるような海」をそれぞれ表現し、豊かな海のような祭りにしたいとの思いが込められています。

期間中には、水族応用生態研究会や水棲環境研究会、陸水生態研究会が駿河湾や全国各地で採取した水生生物などを紹介するミニ水族館を用意。学生が説明員を務め、来場者にさまざまな生き物の魅力や生態を説明していました。また、チャレンジセンター・ユニークプロジェクトのワンダフルマリンアニマルズや三保活性化プロジェクト、商品開発プロジェクト、Shark Amazing Project、海中美化プロジェクトも日ごろの活動を紹介する展示やワークショップを実施。商品開発プロジェクトは地元企業と進めている食品の共同開発プロジェクトを紹介し、海中美化プロジェクトは駿河湾で採取したごみを使って海洋環境の現状を伝える展示を行いました。また、三保活性化プロジェクトは地域のイベントで子どもたちに人気のある空気砲づくりを、Shark Amazing Projectはサメの皮を使ったミサンガづくりのワークショップをそれぞれ用意し、来場者を楽しませていました。

そのほかにも、学生有志が地元企業のエラスモブランチと共同で海洋生物の標本を展示する「タッチミュージアム」を実施したほか、ライフセービングクラブLOCOによる海に漂着したガラスを使ったアクセサリー作りや熱気球体験、マグロの解体ショーなど多彩なイベントが行われました。

学生たちは、「一見何もいないように見える河川にも多くの生物がすんでいることや互いにかかわりあいながら生態系を形作っていることを知ってもらいたいと思って展示を企画しました。昔に比べて子どもたちが川や海に直接入る機会が少なくなっている今だからこそ、こうした活動を大切にしたい」「海や川にたまっているごみの問題など、まだまだ知られていないことも多い。こうした機会をきっかけに少しでも関心を高めてもらえれば」と話していました。

一方来場者からは、「学生さんたちがやさしく教えてくれたので好感が持てました。また、地域の中でこうしたイベントを開いてくれると地域の活気も高まりますし、楽しみながらさまざまなことを学べるのでとても楽しかった」「海や川については身近にあるようで知らないことも多かった。これからも頑張って、地域を盛り上げてほしい」といった激励の声が聞かれました。

また海洋祭の開催を祝して、東海大学静岡県後援会と東海大学同窓会静岡ブロックから海洋祭実行委員会に援助金が授与され、後援会の石川雅章会長と同窓会の東成希会長から、幸田嵩登委員長に激励の言葉と援助金が手渡されました。

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