ミニセミナー「2020年度を振り返る~コロナ禍と学生のメンタルケア~」を開催しました

東海大学では1月25日にオンラインで、教職員向けミニセミナー「2020年度を振り返る~コロナ禍と学生のメンタルケア~」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の拡大が学生に与えた影響について学び、今後の教育改善に生かすことを目的としたものです。本学の教職員が、互いの個性や能力を生かして業務や教育・研究に従事できるよりよい環境づくりを目指して活動しているクロスロード・フォーラムが企画し、約30名が参加しました。

当日は、学生のメンタルケアや健康管理を支援している本学健康推進室のスタッフが講演。オンライン授業が始まった4月から12月までに寄せられた学生からの相談内容の変化を説明し、新入生では春学期の成績が発表された段階で履修登録のミスが発覚するケースが多かったことや、長期にわたるオンライン授業で潜在的に抱えていた精神面や家庭環境の問題などが顕在化し、学生や保護者から相談を受ける事例も増えたことなどを紹介しました。そのうえで、「精神的な問題を抱えると成績も落ちてしまう傾向にあります。そうした学生に個別に対応する必要があるときには、ぜひ健康推進室にも相談してください」とアドバイスしました。

講演後には、学生に変調が見られた時の本人への連絡の取り方や保護者と連携する際の注意点などについて意見を交換しました。