TKPが「たかなわこどもカレッジ」との連携イベント「動画で遊ぼう」を開きました。

高輪キャンパスで活動する東海大学チャレンジセンター・Takanawa共育プロジェクト(TKP)が2月26日に、「たかなわこどもカレッジ」との連携イベント「動画で遊ぼう」を開催しました。本イベントはTKPが撮影・編集した動画を通して、子どもたちに新型コロナ禍でも楽しめる遊びの時間を提供するものです。たかなわこどもカレッジは、港区のコミュニティーセンター「高輪子ども中高生プラザ(TAP)」と本学の連携事業で、大学の施設や知的・人的資源を活用し、高輪地区の児童が放課後に過ごせる場所を設置するとともに、地域交流や多世代間交流を推進する取り組み。TKPでは地域貢献活動の一環で、毎年さまざまなイベントを通して子どもたちと交流を深めています。しかし、2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大で、対面形式での交流ができない日々が続いているため、動画を通して子どもたちに笑顔になってもらおうと準備を進めてきました。

学生たちは昨年11月ごろから話し合いをはじめ、子どもたちに楽しんでもらうのはもちろん、ソーシャルディスタンスを保って遊んでもらおうとマジックやカップダンスをテーマに動画を撮影しました。年末から編集作業を行い、2月に動画データをTAPに送付。イベント当日の26日には多くの子どもたちが動画を視聴しながら楽しく遊びました。

プロジェクトリーダーの油谷凛さん(情報通信学部情報メディア学科2年次生)は、「情報通信学部で日ごろ身につけている知識や技術を生かしたイベントにしようとメンバーで話し合いを重ねてきました。イベント当日は感染対策の一環で、私たちは現地に足を運べず、子どもたちの笑顔を直接見られなかったことは残念です。それでも、私たちなりに今できることにチャレンジできてよかったと感じています」と笑顔を見せ、「新型コロナの感染拡大を受け、例年のような活動は今後もしばらくは難しいのではないかと不安を感じることはあります。ただ、この1年間の中でコロナ禍だからこそ、今の地域に必要とされることがたくさんあると感じました。2021年度は高齢者向けのスマートフォンやZoom講座など、私たちの学びを生かせる新しい取り組みをしようと準備を進めています。感染対策をしっかりした上で、TKPだからこそできる地域貢献のあり方を模索していきたい」と話しています。