海洋部の中尾選手が全日本学生シングルハンドレガッタで学生日本一になりました

静岡キャンパスで活動する海洋部の中尾吏玖選手(海洋学部水産学科1年次生)が、9月1日から4日まで豊田自動織機海陽ヨットハーバー(愛知県蒲郡市)で行われた全日本学生シングルハンドレガッタのレーザーラジアルクラスで優勝しました。シングルハンドレガッタは、一人で操船するヨットに乗り、決められたコースを走るタイムを競います。今大会は期間中に行われた8レースの合計ポイントで優勝を争い、中尾選手は8レース中5レースでトップに立ち、学生日本一に輝きました。

佐賀県立唐津西高校出身の中尾選手は、3年時に出場した全九州高校体育大会ヨット競技で3位になるなど実績を残してきました。「大好きな海について学びを深めたい」と海洋学部に進学すると同時に、「大学でもヨット競技を続けたい」と教職員に相談しながら、同級生とともに部員が0名だった海洋部に入部。同部にはこれまで注力してきた一人乗りヨット以外に、二人乗りのインカレ団体種目のヨットや、10人乗りの外洋クルーザーもありますが、ヨットを操縦した経験があるのは中尾さんだけですので、「基礎技術を教えたり、魅力を伝えたりする中で、自分自身の操船スキルを見つめ直すきっかけにもなり、充実した時間を過ごせています」と笑顔で語ります。また、練習場所の三保地域はマリンスポーツが盛んなことから、日本トップクラスの実力を持つ選手も練習拠点としており、「日常的にたくさんのアドバイスを受けることができ、地域にたくさんのコーチがいる環境はとてもありがたい」と語りました。

今年度の大会はすべて終了しており、中尾選手は、「来年度はチームメートとともに団体戦に出場したい。毎年秋に開催されている中部学生選手権大会で好成績を残せば、全日本学生選手権大会にも出場できるので、仲間とともに切磋琢磨しながら全国大会出場を目指します」と抱負を語っています。