語学教育センターでは1月19日に湘南校舎で、「2022年度英語ライティングコンテスト」の表彰式を行いました。このコンテストは、より多くの学生に英語で文章を書く楽しさを知ってもらうことなどを目的に実施しているものです。学生が書いた英語のエッセイや詩などを審査し、文章力や表現力の優れた作品を表彰します。今年度は、英語ライティングコンテスト委員会のメロディ・エリオット教授とキャサリン・チータム講師が中心になって企画。湘南、高輪、清水、熊本の各校舎で英語の授業を担当している教員から計76作品が推薦され、審査の結果39品が入賞しました。
表彰式には13名が出席。あいさつに立った本センターの宮崎啓所長は、「いずれの作品も素晴らしい内容でした。皆さんを誇りに思います。今後も研鑽を積み、ワールドワイドに活躍してほしいと願っています」と激励しました。続いて授業の担当教員が一人ひとりに表彰状と記念品を授与。学生たちは互いの健闘をたたえ、教員と喜びを分かち合いました。
中国から留学している羅冠華さん(理学部数学科3年次生)は、「Happiness is orange」「Loneliness is gray」の2つの詩を応募。「エリオット先生にアドバイスをいただき、色や音、香りなど、さまざまな感覚や視点から、うれしさとさびしさのイメージをふくらませました。うれしさの感情は誰もが似かよっているような気がしますが、さびしさは人それぞれに異なり、一つひとつが特別なもののように思います。特に『Loneliness is gray』については、その特別な何かを探して言葉に紡いでいくのが、とても楽しい試みでした。短い言葉で感情や雰囲気を豊かに伝えられるのが詩の魅力だと、あらためて実感しています。数学を学んでいますが文学も好きなので、英語や日本語の作品を原書で読んで味わえるようになりたいと考えています。大学院進学を目指して数学の勉強に励むとともに、英語力にも磨きをかけていきたい」と話していました。
エリオット教授とチータム講師は、「3年ぶりに対面で表彰式を開催できてうれしく思います。学生たちが英語ライティングを通して自分を表現するとともに、幅広い読者と考えや経験を共有し続けてくれることを願っています。将来的には、より多くの教員がコンテストへのエントリーのために優れた作文を推薦してくれることを期待しています」と話していました。