高輪キャンパスで2021年度春学期学位授与式と秋学期入学式を挙行しました

高輪キャンパスで9月25日に、2021年度春学期学位授与式と秋学期入学式を執り行いました。本学では春と秋の年2回、各キャンパスで学位授与式を挙行しています。本キャンパスの学生・大学院生は2019年度までは湘南キャンパスの式典に参加していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、昨年度に引き続き大学院情報通信学研究科と情報通信学部のみの式典を挙行。修士学位取得者2名が修了、学部から23名が卒業し、情報通信学研究科に1名が入学しました。

感染対策を徹底して行った式典では、情報通信学研究科の修了生に濱本和彦研究科長が学位記を、村山純一専攻長がメダルを授与し、情報通信学部の卒業生にも濱本学部長が学位記を手渡しました。式中には山田清志学長からのビデオメッセージがスクリーンに映し出され、「地球の温暖化や世界紛争、そして新型コロナウイルス感染症を含む世界の医療問題など、グローバルな視野による解決を必要とする課題はたくさんあります。皆さんにはぜひ東海大で培った知識や技術を生かし、地球市民としてこれらの課題解決に取り組んでいってもらいたい」と、修了生・卒業生を英語で激励するとともに、入学生に向けて、「在学中は心強い教員たちがサポートしますので、教養を身につけ研究に取り組み、困難なことにも積極的に挑戦してください」と祝辞が送られました。続いて濱本研究科長・学部長が登壇し、「修了生、卒業生の皆さんにお渡しした学位記は、社会に出るにあたり、東海大で何を学んだのかを証明するパスポートです。新型コロナの感染拡大により大変な状況が続いていますが、ピンチをチャンスに変え、今この状況だからこそできることに目を向けてみてください」とスピーチ。また、村山専攻長は、「研究とは既存の知識では解決できない課題に取り組むことであり、修了生、卒業生の皆さんは知恵を絞り課題解決に取り組んだことで、激変する社会にも適応する力が身についたと思います。大きな自信と誇りをもってください。また、入学生においては仲間と一緒に研究に励み、力を伸ばしてもらいたい。大きな研究成果を上げることを期待しています」と語りかけました。

情報通信学研究科に入学したウ ジャリゲンさんは、「中国でITデザインの仕事に就いていたのですが、壁にぶつかることが多く、一から勉強し直したいと考えて弟も通う東海大に入学しました。濱本研究科長の研究室で基礎からしっかり学び、知識と技術を身につけたい」と意気込みを語っています。