静岡キャンパスの「2022年度春学期入学式」を挙行しました

静岡キャンパスでは4月5日に静岡市清水文化会館(マリナート)で、「2022年度春学期入学式」を挙行しました。今学期は、大学院総合理工学研究科1名、海洋学研究科21名、海洋学部355名、人文学部182名、編入学3名、乗船実習課程11名の計573名が入学。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、会場入口では検温と手指消毒を徹底し、座席の間隔を空けるなどの対策を講じました。

式では山田清志学長が新入生の入学許可を宣言。続く式辞では、新入生がグローバル社会で活躍する人材となることを期待して英語でメッセージを述べ、本学における教育の基本方針を説明するとともに、「卒業までに『自ら考える力』『集い力』『挑み力』『成し遂げ力』を身に付けてほしい」と語りかけました。また建学の歌(本学創立者、松前重義1943年作詞)の第4節にある『歴史の波の高きとき』『なやみの谷の深きとき』は第2次世界大戦を指すことに触れ、「21世紀になり、もう1度この歌詞の意味を深くかみしめるときが来るとは思いませんでした。今日の世界的な危機には個々人の責任ある行動とグローバルな連携が重要です。本学での生活の中で、語学だけでなくグローバル人材としての修練を積んでください」と話しました。

祝辞では、静岡市の田辺信宏市長が、「歴史と伝統のある海洋学部に加え、新進気鋭の人文学部が発足した今日は歴史的な日です。皆さんには、『人生の充実は出会いの数に比例する』『自分が思った以上の自分には決してならない』という2つのはなむけの言葉を贈りたい」と語りました。また、東海大学静岡県後援会の石川雅章会長は、「東海大学卒業生である私自身も、創立者松前重義先生の『若き日に汝の希望を星につなげ』という言葉を常に胸に、今まで人生を走り抜いてきました。皆さんもこの言葉を意識して学生生活を送ってください」とエールを送りました。最後に山田吉彦静岡キャンパス長が歓迎の言葉を述べ、「明日から青い海に囲まれたキャンパスで、新しい友とともに日々を送り、持てる力と可能性を最大限に発揮できるように一つひとつ学んでいってもらいたい。可能性は無限です。広い世界へ羽ばたいていける能力を身に付けていきましょう」と呼びかけました。

新入生たちは、「人文学部の1期生として、多くの方々に期待されていることを実感しました。多くの友人をつくり、さまざまな分野について学んでいきたい」「大好きな海について研究できることにワクワクしています。学業だけでなく、サークル活動も全力で頑張りたい」とキャンパスライフへの意気込みを語っていました。