宮﨑客員教授が日本アイスホッケー連盟設立50周年記念「特別功労賞」を受賞しました

湘南キャンパスで活動するアイスホッケー部の総監督を務める宮﨑康文客員教授がこのほど、日本アイスホッケー連盟(JIHF)設立50周年記念「特別功労賞」を受賞。7月8日に東京都・品川プリンスホテルで行われた50周年記念式典で表彰式が行われました。

JIHFが50周年の節目を迎えたことを受け、50年間に日本のアイスホッケー競技の普及・発展に尽力した264名が功労者として選出され、中でも特に功績のあった11名には特別功労賞が贈られました。宮﨑客員教授は、1970年度に東海大学体育学部体育学科を卒業後、71年度に体育学部実験補助員として着任し、体育学部社会体育学科教授などを経て体育学部長補佐や教学部部長などを歴任。一方で、71年に当時の学生から「アイスホッケー部を作りたい」との相談を受け、同部の設立に尽力し、長年にわたって監督、部長を務めてきました。80年には東海大学の国内・外研究派遣計画「C計画」で、アメリカ・セントクラウド州立大学で研究活動に励みながら、アイスホッケーのレフェリーやコーチングについて学び、帰国後には国際審判員の資格も取得。日本リーグや全日本選手権、国民体育大会、日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)などの国内競技会だけでなく、世界選手権大会やアジアカップでも数多くの試合を担当しました。1997年から6年間にわたってJIHFの理事、レフェリー委員長を務め、「レフェリーの技術が向上しなければ選手の技術も向上しない」との考えから全国各地で講習会を開催。国際アイスホッケー連盟(IIHF)のマニュアルを参考にレフェリーのランクや試験の内容などを見直し、委員長就任当時600名ほどだった全国の登録レフェリーを6年間で1200名まで増加させました。また、IIHFのアジア・オセアニア担当のレフェリーインストラクターとしてIIHFが主催する講習会、またレフェリースーパーバイザーとして国際大会においても若手の育成やスキルアップに尽力。これらの長年の功績が評価され、特別功労賞を受賞しました。

宮﨑客員教授は、「大学や連盟関係者の協力はもちろん、学生たちが一生懸命に競技に取り組んでくれたからこその賞だと感じています。これまで支えてくれた方々に感謝したい」とコメント。「私は北海道栗山町出身で、幼いころから叔父に連れられてアイスホッケーの試合を見に行き、自分でプレーしたこともありました。国際審判員の資格を取得後、当時アメリカでは一般的だった審判員のヘルメットを日本で初めて着用し、それが今では一般的になったのは懐かしい思い出です。“授業を大切にして、4年間で卒業させる”のが指導者・教育者としてのモットー。これからもできる限り学生たちをサポートしていきたい」と話しています。