スチューデントアチーブメントセンター(高輪教養教育センター)の鍋井理沙准教授が2021年度ティーチング・アワードの優秀賞を受賞しました

スチューデントアチーブメントセンター(高輪教養教育センター)の鍋井理沙准教授が「2021年度ティーチング・アワード」の優秀賞に選ばれ、4月1日に湘南校舎で行われた授賞式で山田清志学長から賞状と目録が授与されました。本学では教育の質向上を目指し、2002年度から優れた授業を行う教員らを「ティーチング・アワード」として顕彰しています。1年間の授業を対象とした学生による授業アンケートなどの結果に基づき、ユニバーシティビューローを中心とした厳正な審査を経て学長により決定されるもので、2021年度は4名に優秀賞を授与しました。

外国語教育が専門の鍋井准教授は、「英語リーディング&ライティング」「英語リスニング&スピーキング」「グローバルビジネス英語」などの科目を担当しています。授業では、「話す」「書く」といったアウトプットを重視。オンラインによる遠隔授業でもブレイクアウトルーム機能を使って2、3名でのグループワークを行い、学生同士の英文添削やディスカッションを通じて学習意欲を引き出す工夫をしています。また、「人生で最も成功したこと」「尊敬する人」といった私的な内容から時事問題まで幅広いテーマによるプレゼンテーションも実施。「関心がある話題であれば、慣用句や日本語独自の言い回しを英語でどのように表現するのか調べるなど、学生たちはより能動的に学ぶようになります。学生が興味を持ちそうなテーマや教科書に出ている単語・文法が使われているニュース記事、ビジネスシーンで使える英語表現を常にチェックして、授業に生かせる“ネタ”探しを心がけています」と話します。

鍋井准教授は、「学んだ知識を使える道具にするのが大学であり、社会に出てから役に立つ実践的な英語力を培ってほしいと考えて授業に臨んでいます。その気持ちが学生たちに伝わったことをうれしく思います。コロナ禍でも授業の質を確保しようと努め、多くのタスクを課しましたが、学生たちは本当に頑張ってくれました。コツコツと続けた努力は必ず実ると思います。オンライン授業の開始時には苦労もありましたが、それまでの自分の授業を見直すよい機会になりました。対面授業であってもオンラインツールを効果的に活用し、より合理的、効率的に“道具として使える英語”が身に付く授業を展開していきたいです」と意欲を語っています。