研究室活動として地域活性化イベント「第2回きじまルシェ」に協力しました

建築都市学部土木工学科(工学部土木工学科※)と健康学部健康マネジメント学科、大学院工学研究科の学生有志が4月23日に、神奈川県平塚市の城島地区で行われた地域活性化イベント「第2回きじまルシェ」に協力しました。神奈川県の「地域の支え合い仕組みづくり事業」に採択された「地域資源活用による交流型体験の里づくり事業」の一環で、城島地区地域活動推進会議が中心となり、平塚市と湘南NPOサポートセンターとともに実施したもの。城島地区の住民が育てたレンゲ畑に隣接する会場では、住民による地域の生物観察教室、地産のブランド米や野菜の販売をはじめ、動物との触れ合いが楽しめる場など、多彩な企画が行われました。

本学の学生たちはゼミごとに企画を考え、繰り返し合同ミーティングも開いて準備を進めてきました。当日は神奈川県立平塚農商高校の生徒たちとともに「プレイエリア」を担当。土木工学科の梶田佳孝教授のゼミ生がスーパーボールすくいやバルーンアート、シャボン玉のコーナーを設け、健康マネジメント学科の市川享子講師のゼミ生が会場に文字を書いた看板を設置し、すべて回ると城島地区のキャラクター「きじまい」になる「ワードラリー」を行いました。梶田教授は、「学生にとって、市民とともにインフラづくりやまちづくりに携わることは現場を見る貴重な機会」と語り、市川講師は、「地域住民や農商高生らと世代をこえてコラボレーションしていく中で、健康マネジメントに必要なつながりを生み出せる人になってほしい」と期待を語ります。

杉本げんさん(大学院工学研究科2年次生)は、「昨年度も参加していますが、子どもたちが多い印象があったので、縁日をイメージして企画を立てました。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で過去2年はあまり課外活動ができなかったので、あらためて地域の方々の温かさを感じるとともに、現場で楽しみながら、自分の目で地域を見ることで今後の研究にも生かせる」とコメント。安澤美優さん(健康マネジメント学科4年次生)と佐々木里佳子さん(同)は、「イベントの企画や準備などを他学部の学生や地域の方々とともに経験でき、大きな学びになりました。高齢化など地域の抱える問題についても知ることができたので、研究や勉強につなげていきたい」と話していました。

※東海大学工学部は2022年4月から工学部と建築都市学部の2学部に改編され、土木工学科は建築都市学部を構成する学科となりました。