水族応用生態研究会がエスパルスドリームプラザで「ミニ水族館」を開催しました

静岡キャンパスの水族応用生態研究会が5月18日に、静岡県清水区のショッピングモール「エスパルスドリームプラザ」で「ミニ水族館」を開催しました。このイベントは、昨年12月から人文学部と海洋学部が同プラザ内「umitomo park」で行っている展示水槽を使った水質浄化に関する研究で、同研究会が展示制作・飼育を担当していることをきっかけにドリームプラザから依頼された企画です。駿河湾に生息する身近な魚や生き物の魅力について、地域住民に知ってもらうことを目的に開かれました。

学生たちは開催に向けて3月から準備を開始。静岡キャンパスや清水港、ドリームプラザとそれぞれの周辺で生き物を採集し、挿絵や写真、コラムといった展示内容の解説も作成してきました。当日は、約30名の学生がハナビラウオの幼魚やハナオコゼなど、約30種類の生き物を観察できる水槽を設営し、製作した標本を展示したほか、ウニやヤドカリなどに触れられる「タッチプール」も運営しました。来場者は、「このイベントをお目当てにドリームプラザに来ました。展示のクオリティーも高く、見ていて面白かった」「いろんな魚に触れて楽しかった」と話していました。

部長の武居佳穂さん(海洋学部水産学科3年次生)は、「普段魚釣りをしていると、たくさんの地域住民の方が“何を採っているの?”と声をかけてくれます。その中で、駿河湾にどのような生き物が生息しているかを知らない方が多いと気づき、身近な魚を紹介しようと思いました。展示する魚や標本は360度どこからでも観察できるように配置するように工夫しました。予想以上に多くの方に来場していただき、興味をもってもらえてうれしい」と語っていました。