発想力を鍛える特別プログラム「東海大学IDEATION FACTORY講座」をオンラインで開講しました

キャンパスライフセンターでは11月7日と14日に、発想力を鍛える特別プログラム「東海大学IDEATION FACTORY講座」をオンラインで開講しました。このプログラムは、課題解決のための発想力養成を目的に株式会社マイナビと株式会社電通のチームが考案したもので、グループワークを通して独創的な考え方を生み出すためのトレーニングを基礎から学べることが特徴です。今回、実施したのは本学学生向けに作成されたオリジナルプログラムです。

7日は各キャンパスで学ぶ約50名の学生が出席。最初にマイナビの酒井勝伸氏が本プログラムの意義について、「一人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくることを目指しています」と説明。「想定外の事態が次々と起こる社会は予測困難で、常識だと思われていたものがそうではなくなり、新しい常識が生まれてきます。AIなどのテクノロジーが進歩して単純作業は自動化され、自ら発想し伝える力が求められています。このプログラムはそのような時代に対応できるよう、ゲームをプレーするように楽しみながらアイデアを生み出す基礎的な力を身に付けてもらいます」と話しました。

続いて、電通の瀬川茜氏と尾島理紗氏が、プログラムの背景や進め方について説明。瀬川氏は、「電通が国内外でさまざまな事業を展開する過程で寄せられるパートナーからの多様な要望に対する想像力と対応力を養うために産み出されました」と紹介。「アイデアは天才のひらめきのように思われていますが、実はその出し方にはメソッドがあります」と語りました。続いて尾島氏は、モノの魅力を多角的に要素分解した結果、ユニークな商品のアイデアが生まれた実例を紹介。「できるだけ多く要素を分解することが、このプログラムの第一歩です」と呼びかけ、ワークショップを開始しました。

学生たちは、イントロダクションやお互いの自己紹介に続いて、実践的なトレーニングに挑戦。オンライン上で6グループに分かれ、「親」となった学生のみが知るモノの名称を当てるために、「それは食べるもの?」「水回りで使いますか?」「手触りはツルツルしている?」など質問を出し合い、協力してワークショップを進めました。

終了後には、尾島氏が「さまざまな角度からの質問を通して、物事を多面的に見る大切さに気付いたと思います。今日のプログラムをきっかけに日常的に物事を多くの角度から見るくせをつけましょう」と話しました。2回目の14日はワークショップとアイデア企画をテーマに実施し、約50名の学生が出席しました。