病院ボランティアプロジェクトが自主制作した絵本の贈呈式を行いました

病 院ボランティアプロジェクトが子どもたちのために制作した絵本の贈呈式を、2月16日に関野小児科内科クリニック(神奈川県秦野市)で行いました。本プロ ジェクトでは、小児患者への読み聞かせや子どもたちに治療の大切さを伝えることを目的として、2012年度から絵本を制作しています。3年目となる今年 は、教養学部人間環境学科社会環境課程3年次生の猪野由佳理さん、桑原泰子さん、鶴田満里乃さんと健康科学部社会福祉学科1年次生の中村晴奈さんが中心と なって企画し、教養学部芸術学科美術学課程3年次生の上野加奈さんがイラストを担当して昨年4月から制作に取り組んできました。

今回贈呈 した絵本は『チクッはがんばりのしるし~ちゅうしゃがんばるぞ~』(A4判カラー、20ページ)。本学医学部付属病院などでのボランティア活動の際に注射 を嫌がる子どもたちが多いことに気づき、注射への不安を和らげることを目的に制作しました。同クリニックのほか、市川こどもクリニック(伊勢原市)、いわ がき小児科医院(秦野市)、本学健康科学部看護学科の児玉千代子准教授の協力、監修を得てストーリーやセリフを練りあげ、2月に上製本30冊と並製本70 冊が完成。本プロジェクトのメンバーが病院などでのボランティア活動で使用するほか、湘南校舎近隣の医療機関や幼稚園、図書館などに配布する予定です。

贈 呈式で本を受け取った同クリニックの関野高弘理事長は「すばらしい絵本を作っていただきありがとうございました。ぜひ多くの子どもたちに読んでもらい、予 防接種や治療の際に役立てたいと思います」とコメント。学生たちは、「正しい情報を発信することを念頭におきながら、小さな子どもが親しみやすく楽しめる 絵本を作ることに留意しました。関野先生はじめ多くの先生方から丁寧なアドバイスをいただき、心から感謝しています。子どもたちの注射に対する不安が少し でも軽減されればうれしいです」などと話していました。

なお、絵本は下記URLからダウンロードできます。
https://www.u-tokai.ac.jp/uploads/2021/03/20150128.pdf

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