3.11生活復興支援プロジェクトが石巻市・どんぐりハウスにてワークショップ「思い出をぬろう」を開催しました

3.11 生活復興支援プロジェクトが12月13日、14日に宮城県石巻市相川・小指地区にある「どんぐりハウス」にて震災前の地域を模型にしたワークショップ「思 い出をぬろう」を開催しました。本プロジェクトは『震災を経験したことのない世代の人達』に当時の記憶を形として表現し、伝えていくこためにこの企画を立 案しました。プロジェクトメンバー9名と周辺の仮設住宅にお住まいの18名の方にご参加いただきました。プロジェクトが用意した白模型を前に、自分の家や ご友人の家の場所を探す姿があり、中には震災前の資料を提供してくださる方もいらっしゃいました。かつての思い出をたどり笑顔でありながら震災前の記憶を 必死に忘れまいとする姿がみられました。また、震災前に相川小学校近くにあった生活センターはお祭りやカルチャースクールなど、子どもや主婦、ご高齢の 人々が集まる憩いの場でした。「かつて皆が集まったにぎやかな場がまた欲しい」と模型を製作する中で口々にそういった意見を耳にすることができました。

プ ロジェクトメンバーの斉藤岳さん(観光学部観光学科1年次生)は「一部の住民の方にとっては震災当時のつらい記憶も思い出させてしまうかもしれないという 懸念がありました。しかし、参加した方々は『形に残そう』と懸命に協力してくださいました。検討段階ではありますがこれからどんぐりハウスが『資料館やイ ベント開催の場』として有効活用できるようにイベントを随時開催していきたいです」と語りました。今回制作した模型は、どんぐりハウス内に展示されていま す。

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