第13回チャレンジセンターセミナーを開催しました

第 13回チャレンジセンターセミナー・To-Collabo市民セミナーを1月13日、湘南校舎の松前記念館講堂で開催しました。当日は、「ベルマーレ理事 長が語る いい加減人生~快の笑いを求め続けて~」と題し、NPO法人湘南ベルマーレスポーツクラブ理事長の水谷尚人氏が講演。札幌・高輪・代々木・清 水・熊本・阿蘇の6校舎とテレビ会議システムでつなぎ、学生や教職員、地域住民など約280名が聴講しました。なお、この講座は文部科学省「地(知)の拠 点整備事業」に採択された「To-Collaboプログラム※」の一環で実施したものです。

はじめに、本センター次長の崔一英教授が「困 難を明るく乗り越えてきた水谷氏の豊富な人生経験から感じとることが、それぞれにあると思います。今日の講演内容を今後の活動や人生の参考にしてくださ い」と開会のあいさつをしました。その後に登壇した水谷氏は自らの人生を振り返りながら、さまざまな仕事から現在の仕事に至るまでの経緯を紹介。「サッ カーの練習中に先輩からかけられた『苦しいときには笑え』という言葉が、その後の人生の支えとなっています。海外との交渉などで苦境に立たされても、なん としても成し遂げるという思いと、明るく前向きに取り組む姿勢で臨みました」と語りました。

また、人と人のつながりによって危機を乗り越 えてきた具体例を説明し、「決定的瞬間における経営者の意思決定が、組織の方向を決めることを学びました。我が社では、スポーツを通じて『快の笑い』を創 出・提供することを理念としています。笑いには周囲を明るくする力がありますから、スポーツを通じて心を解き放つ経験ができるような機会を今後も作ってい きたい」と締めくくりました。

講演後には参加者から、「水谷氏の目標について」「大学との連携について」「人と深くかかわるためにはどう したらいいのか」など、さまざまな質問が寄せられました。参加した学生からは、「つらいときには笑うという言葉が心に響きました。壁にぶつかることがあっ ても、乗り越えていけるような勇気をもらえました」「国際試合の舞台裏など知らないことが多く、興味深い話でした」などといった感想が、また地域住民から は「サラリーマン人生では考えられないような体験を聞くことができ、エネルギーをもらいました。このような機会に、さまざまな分野の話が聞けるのはとても いい刺激になります」と意見をいただきました。

※「To-Collabo(トコラボ)プログラム」
文部科学省の平成25年度「地(知)の拠点整備事業」に採択されたプロジェクト。全国にキャンパスを有する本学ならではの「全国連動型地域連携活動」を柱に、地域特有の問題や共通課題を各校舎の各部、学生、研究者が共有し協力して解決策を見いだす取り組みです。

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