TICCが翰林日本語学院で「日本文化交流会」を開催しました

9 月2日、Tokai International Communication Club(TICC)のメンバー20名が横浜市青葉区にある日本語学校、翰林(かんりん)日本語学院で「日本文化交流会」を開催しました。この交流会は、 日本語を学ぶ中国やタイなどの留学生から、「日本語学校以外で、日本人との交流の場をつくってほしい」といった要望を受けて毎年行っているものです。日本 語を実践的に学習してもらうための機会を設けることで、日本文化についてより深く知ってもらうことを狙いとしています。

当日はまず、参加 した33名の留学生を4、5名ずつのグループに分け、書道を教えました。筆や墨などの道具の使い方を説明した後、実際にグループや自分の名前を漢字で書い てもらいました。納得がいくまで、何度も字を書きなおす留学生の姿も見られました。続いて行った団子作りでは、材料の粉に水を加えながら練り、丸めて形を 整えました。最後はできた団子にあんこを付け、全員で味わいました。留学生からは「初めて食べましたが、予想以上においしい」といった声も。アジア圏の出 身者は「あんこを団子の中に入れず、上から付けたことに驚きました」と話していました。

会について、留学生に楽しかったかを5段階で評価 してもらった結果、目標値の平均4点をこえる4.86点で、高い評価を得られました。翰林日本語学院の教員からも、「昨年と比べても積極的に交流ができて いるし、生徒もみんな楽しそうでした」といった感想が聞かれました。参加者は、「だんごを作るのがおもしろい!」(中国人・女性)、「たくさん話をするこ とができて楽しかった」(韓国人・男性)、「またみんなで楽しく会いたい」(セネガル人・男性)と口々に話していました。

メンバーの荒井 詩穂さん(理学部物理学科2年次生)は、「”団子をこねる”といった、日本独特の表現を伝えることの難しさを実感しました。ジャスチャーを交えて説明し、 留学生が団子の形を作ることができたときは感激しました。タイや中国を中心に、セネガル出身の方もいたので、多くの国の方々と交流する貴重な機会となりま した」と語りました。

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