病院ボランティアプロジェクトが勉強会を開催しました

病院ボランティアプロジェクトが9月8日、9日に湘南キャンパス8号館 411教室で、自主勉強会を開催しました。これは本学医学部付属病院で病棟ボランティアを行っている本プロジェクトが、チーム活動を行う上で役立つ技術の 一つとして、グループ討議に必要不可欠なコミュニケーションスキルであるファシリテーションの技術を身につけることを目的に実施したものです。2日間にわ たる勉強会には本プロジェクトメンバーのほか、3.11生活復興支援プロジェクトやTokai International Communication Club、サイエンスコミュニケーター、環境キャラバン隊、キャンパスストリートプロジェクト、学生運営スタッフなど、チャレンジセンターで活動する他プ ロジェクトのリーダーら、総勢70名が参加しました。

勉強会では、まず本プロジェクトコーディネーターの髙橋操さん(チャレンジセンター 推進室職員)が、プロジェクトコーディネーターを対象に本センターが定期的に開催している研修で学んだプロジェクト支援スキルを生かし、「プロジェクトに 役立つファシリテーションについて」というテーマで講義。会議やミーティングにおけるファシリテーター(進行促進役)の必要性や役目などについて説明しま した。髙橋さんは「プロジェクト活動の強力な推進源となるのが議論であり、議論の立役者となるのがファシリテーターです。この仕事の役割をしっかりと学 び、ぜひ活動に役立ててください」と語り、討議を円滑に進めるための注意点や陥りやすい問題点なども紹介しました。

その後は少人数のグ ループに分かれ、講義で学んだことを生かしながらグループ討議を実施。メンバー間で交代し合ってファシリテーターを務め、「プロジェクトに参加しての自分 の変化」「理想のミーティング」などのテーマで議論を重ねました。ディスカッション終了ごとに反省会を行い、これを2日間にわたって繰り返し実施。議論の 進め方や意見の引き出し方などを実践的なワークショップで学び、技術の向上を図りました。

この会を企画し、進行役を務めた吉永将太郎さん (教養学部人間環境学科3年次生)は、「毎年秋ごろに勉強の場を設けて、前期の活動を振り返りつつ、後期にその学びを生かしていくように心がけています。 今回のファシリテーションは〝グループワークをまとめる能力〞ですが、プロジェクト活動にとってこの能力はとても重要で、みんなで活発な意見交換ができれ ば企画の内容やプロジェクトの質が向上していきます。技術の体得はよりよい運営に役立ちますし、個々人のスキルアップという点でも自信がつくはずです。他 プロジェクトのメンバーにもここで学んだことをを持ち帰り、それぞれが活躍する場所で生かしてもらえればと思います」と語りました。

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