ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームの参戦体制発表会を実施しました

ラ イトパワープロジェクトのソーラーカーチームが、11月13日(木)から17日(月)にかけてチリ共和国北部のアタカマ砂漠で開催される南アメリカ大陸唯 一のソーラーカーレース「カレラ・ソーラー・アタカマ」に参戦します。8月29日に、東京都江東区のパナソニックセンター東京で参戦体制発表会を実施しま した。

今大会には、2013年に世界最大級のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」で準優勝した2013 年型「Tokai Challenger」で出場します。今大会のレギュレーションに合わせてバッテリー容量を小さくし、ヘッドライドを増設するといった改良を加えていま す。なおこのマシンは、パナソニック株式会社から太陽電池パネルとリチウムイオンバッテリーの提供を受け、東レ株式会社の協力を得てボディを作成するな ど、日本を代表する企業との産学連携で製作しました。チームでは8月22日から24日まで、秋田県大潟村でテスト走行を実施したほか、大会主催者と連絡を 取ってコースの状態や現地の様子を調べるなどの準備を重ねてきました。

発表会には、新聞・雑誌など多数の報道関係者が出席。本学の山田清 志副学長(教育担当)、パナソニック株式会社ブランドコミュニケーション本部スポンサーシップイベント推進センターの西貝宏伸所長、東レ株式会社トレカ事 業部門産業材料部の奥村勇吾部長、本学チャレンジセンター所長でチーム総監督の木村英樹教授(工学部電気電子工学科)、学生代表の若林希さん(工学部3年 次生)が登壇。今回の遠征に参加する学生メンバー10名も列席しました。山田副学長が、「学生たちには、レースを通して社会人基礎力を培ってほしいと考え ています。こうした取り組みにご支援をいただいている皆さまに厚くお礼申し上げます」と挨拶した後、西貝氏と奥村氏がそれぞれ、支援に至る経緯やこれまで の協力体制、提供している部品の性能などを説明し、学生たちを激励しました。さらに木村教授と若林さんがレース参戦の意義やチーム体制、今後のスケジュー ルについて説明しました。会場には大会で使用するマシンも展示され、来場者の注目を集めていました。

若林さんは、「初めて出場する大会 で、標高差が激しく、コースの一部には砂地や未舗装の道路があるなど、私たちが経験したことのないことが続きますが、応援してくださる皆さんの期待に応え るためにも、総合優勝を目指して最大限の準備を整えて大会に臨みます」と意気込みを語っています。今後は9月上旬にマシンをチリに向けて発送。10月下旬 には留学生を含む学生15名程度が現地に渡り、大会に備える予定です。

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