3.11生活復興支援プロジェクトが「どんぐりハウス」の解体作業を行いました

3.11 生活復興支援プロジェクトが5月2日~10日、岩手県大船渡市三陸町越喜来泊地区にある「どんぐりハウス」の解体作業を行いました。この「どんぐりハウ ス」は2011年3月11日、東日本大震災の津波によって公民館を流失した泊地区を同プロジェクトが訪問した際に、「地域復興の中核となる施設が必要」と いう現状を目の当たりにしたため、高台の私有地に移築を前提とした仮設公民館として設計・建設されました。泊地区の住民方々と”共に”「どんぐりハウス」 をつくることで、地域コミュニティを再生するきっかけとなり、建設後は復興の拠点として広く活用されてきましたが、2014年6月末に借地契約が切れるこ とを期に同公民館を解体し移築することとなりました。

解体作業は、再建するための部材を破損しないよう慎重に行い、4トントラックに乗せ て移築先まで運びました。途中、雨での作業中断がありましたが、住民の方々の協力もあり、想定していた日程より2日早く終えることができました。解体を 行ったメンバーの山中文睦さん(工学部建築学科4年次生)は「6月までに解体作業を無事終えることができ、安堵しています。早く作業が終わったことで泊地 区区長の林さんに復興が進む大船渡市を案内していただき、住民の方々とのふれあいの中でさらにこの地区に貢献したいという気持ちが高まりました」と語りま した。

なお、今回解体されたどんぐりハウスは8月下旬に再建工事を行い、再建後は住民の方々の会議の場や、電気工作教室、震災の記憶を泊地区に来た人々に発信できる場にしていく予定となっています。

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