ラ イトパワープロジェクトが5月4日と5日に秋田県大潟村ソーラースポーツラインで開催された「ワールド・エコノ・ムーブ2014」(WEM)に2台体制で 参戦しました。同じコンディションのバッテリーを使って走行した距離を競う「鉛畜電池部門」のオープンクラスで6位、今年から新設された「エコノムーブ・ ミニカート」で2位になりました。電気自動車・燃料電池車の省エネルギーレースであるWEMは毎年この時期に開催されており、今年は20回目の記念大会で した。
2年ぶりの参加となった本プロジェクトは1、2年次生を中心としたチームで出場。鉛畜電池部門には、2004年に開発した「ファラ デーマジック2」で参戦しました。予選でパンクをしてしまったために本選では後方からのスタートとなりましたが、スタート直後から追い上げを見せて一時は 2位まで順位を上げました。しかし突然の雨でドライバーの視界が悪化してペースを落とさざるを得ない状況となり、最終的には6位という結果になりました。
今 回の大会を振り返り、メカニック担当の和田拓馬さん(工学部動力機械工学科2年次生)は「私たち2年生が中心となって大会に臨みましたが、初めての経験 だったので最初は何から手をつければいいのかわからずに苦労しました。メンバー全員で一つにまとまって乗り切ることで、新たな知識を身につけることができ たと思います。この経験を生かして、次はソーラーカーの国際大会で好成績を挙げたい」と話しています。また、「ファラデーマジック2」のドライバーを務め た亀井和さん(工学部機械工学科2年次生)は、「大会に向けて一生懸命に取り組んできたので6位という結果に終わったことは悔しく、まだまだ自分にはドラ イバーとしての知識や経験が足りなかったと自覚しました。まずは必要な知識を一つずつ学んで、自分で考えて運転できるドライバーに成長したい」と抱負を 語っています。
なお、WEM前日の3日には秋田朝日放送で『ワールド・エコノ・ムーブ 20年目に吹く風』が放映され、本プロジェクトの ドライバーとしてWEMを戦い、オーストラリアで開催されている世界的なソーラーカーレースの優勝ドライバーにもなった秋田県立由利工業高校出身の伊藤樹 さん(大学院工学研究科航空宇宙学専攻修了)の歩みが、本人や家族、関係者などのインタビューを交えて紹介されました。