TICCが”ASEANユースシンポジウム ~若者が語る多文化共生~”を開催しました

TICC(Tokai International Communication Club)が12月27日、湘南キャンパス8号館411教室にて”ASEANユースシンポジウム ~若者が語る多文化共生~”を開催しました。イベントは「多文化共生社会についての知識を深め、自分の考えや価値観を確立する事」を目的に「さまざまな宗 教、言語、文化を持つマレーシアから、日本との違いや多文化共生社会構築のすべを学ぶ」というテーマのもと開催され、プロジェクトメンバー24名のほか、 留学生7名、一般学生11名が参加しました。

イベントでは、ゼッド・アルハブシーさん(工学部動力機械工学科4年次生、在日マレーシア留 学生会代表)がマレーシアの多文化共生への取り組みや現状、これまでの経緯や歴史などについて講演をしたほか、在日ASEAN青年ネットワークの留学生3 名に日本と母国の違いなどを語ってもらうパネルディスカッションを実施。最後に”今後日本はどうしていくべきか””大学生にもできること”などを話し合う グループワークを行いました。

参加者からは「マレーシアについて新たな発見がたくさんありました。日本も単一民族国家ではない(琉球、ア イヌ)という理解が必要だと感じました。その上で成功しているマレーシアなどから学び、多文化共生を実現したいです」「マレーシアについて全然知りません でしたが、現地の人からの深い話が聞けておもしろく、多文化共生社会の大切さを改めて実感しました。日本人は心の壁を作る癖がありますが、この件をきっか けに皆と仲良くできたら良いです」という感想が聞かれました。また、マレーシアのことを周知させる一方で日本の文化や特徴についても考えてもらうことがで きました。

プロジェクトメンバーの目黒淳美さん(観光学部観光学科1年次生)は「参加者から高評価をいただき、企画の趣旨である”マレー シアからヒントをもらい多文化共生について考えてもらう”ということが達成できたと思います。当日は情報共有ができ、1人1人のモチベーションも高く、企 画を成功させることができたと思います。反省点として、企画運営の面での遅れがありますが、メンバーが的確に対応ができて非常によかったと思います。ま た、『質問の時間をもっと多く設けてほしい』との意見があったので、今後は話を聞くだけでなく、参加型の形式を増やしていきたいです」と語りました。