福祉除雪プロジェクトの2013年出陣式を開催しました

札幌キャンパスで活動する「福祉除雪プロジェクト」の出陣式を12月3日に 開催しました。本プロジェクトは2008年度に発足。札幌市南区藻岩地区・南沢地区の町内会会員の中から、自力で除雪が困難な世帯を対象に希望を募り、ボ ランティアで除雪支援に取り組んでいます。6年目を迎えた今年度は学生約90名が参加。昨年度を上回る87世帯を対象として授業の合間や放課後に各世帯を 訪問し、除雪活動を行います。

出陣式には、札幌方面南警察署の中野義宏署長をはじめ北海道警察本部生活安全課、同サイバー犯罪対策課、同 少年課、北海道くらし安全局道民生活課、札幌市、南区役所保健福祉課、北海道コカ・コーラボトリング株式会社ほかから多数のご来賓に参加をいただきまし た。式ではまず、プロジェクトアドバイザーの馬渕悟教授(国際文化学部地域創造学科)が、「ボランティア活動を通して地域の皆さんに喜んでいただくととも に、地域づくりについて自らが学ぶ機会としてほしい」とあいさつ。続いて吉村卓也学長補佐(国際文化学部国際コミュニケーション学科教授)が、「6年目で 恒例の取り組みとなりました。地域の安全安心の一端を担っていると感じながら、頑張って活動してもらいたい」と激励しました。また来賓あいさつでは札幌方 面南警察署の中野署長に、「かつて勤務していた夕張署で始めた草刈りや除雪のボランティア活動は、役所や市民、それに地元企業の方々から次々に協力が得ら れました。東海大学の除雪活動も地域の輪の広がりにつながることを期待します」と学生への期待を話していただきました。さらに、本活動に協賛いただいた北 海道コカ・コーラボトリング株式会社広報・CSR推進部の宝福豊部長より、清涼飲料水が贈呈されました。

最後に、プロジェクトリーダーの 水谷大地さん(国際文化学部地域創造学科4年次生)が、「周囲の方々の反応から本活動が地域との連携・貢献の一助となってきたと感じます。”明るく””安 心感を与え””ありがとうという言葉を最後にいただける”というトリプルAの精神で、前向きな心で取り組みます」と活動に向けた決意を表明しました。な お、今年の札幌市は積雪が少ないですが、本プロジェクトでは、今後の本格的な冬に向けてミーティングを重ねながら”出陣”に備えています。