ロボPがETロボコン東京地区大会のアーキテクト部門で2位になりました

高 輪キャンパスの情報通信学部生によるユニークプロジェクト「ロボP」が9月21、22の両日、早稲田大学西早稲田キャンパス(東京都新宿区)で開催された ETロボコン東京地区大会に参加。今年度から新設されたアーキテクト部門にチーム「ロボPlus」としてメンバー3名が出場し、5チーム中2位となりまし た。ETロボコンは、組込みシステムの開発と工学分野の知識を深める機会を提供することを目的に開催されているものです。自律走行する2輪車を用いて、特 設ステージに設置したオリジナル装置を使ったパフォーマンスの高さを競うアーキテクト部門と、走行タイムを争うデベロッパー部門に分かれており、参加者は マシンのソフトウェアを改良して競技に臨みます。

ロボPlusは、専用に作ったカメラを装着することで会場内を撮影し、撮った画像をコメ ント付きでブログにアップロードするマシンを開発してきました。本番では写真撮影には成功しましたが、インターネット環境に問題が発生したため、アップ ロードは出来ませんでした。しかし、審査員からはその斬新なアイデアが高く評価され、2位という結果になりました。

チームリーダーの河野 壮志さん(組込みソフトウェア工学科3年次生)は、「カメラの設計を何度も変更し、ホームセンターに通い詰め、より良い部品を選んで調達しました。大変で したが、企画書通りにつくれたことに満足しています」と振り返りました。また、古川拓実さん(同)は、「1年生から参加し、今年で3回目。やっと結果を残 せました。初めて参加する部門で勝手がわからず、不安がありましたが、メンバーと話し合ってひとつのものを作りあげた日々は、とても充実していました。多 くの方にマシンを見てもらえて感動しています」と話しました。ソフトウェアの設計を担当した斎藤晃一さん(経営システム工学科3年次生)は、「ITで人と 人をつなげるというコンセプトで開発をスタートしました。情報量が多く、プログラミングに苦労しましたが努力が実りました。次は1位になり、全国大会に出 場したい」と意気込んでいます。

なお、ロボPではこのほかにも7名のメンバーが2チームに分かれてデベロッパー部門に出場しましたが、両チームとも入賞はなりませんでした。