橋をかけるプロジェクトが第1回ボラバスツアーを行いました

橋 をかけるプロジェクトが7月7日、福島県南相馬市で第1回ボラバスツアーを行いました。同プロジェクトは、 “人のために良いことをすることが気持ち良いと思ってもらえる”という達成目標を掲げるユニークプロジェクト(※)で、ボランティアバスを出し、現地の ニーズに合わせ柔軟にボランティア活動を行っていくプロジェクトです。

南相馬市には、住民の依頼を受け旧警戒区域で震災復旧・復興のため に活動しているボランティアセンターがあり、今回同プロジェクトはそのボランティアセンターに依頼のあった「ビニールハウスの解体」と「家財の移動」を行 いました。当日は8名が現地に赴き、2グループに分かれ活動を行いました。植物などの栽培をしていたビニールハウスは震災により損傷してしまったため、解 体するとのことでした。家財の移動を行った住宅は、放射能の影響により夜は人が住めない避難指示解除準備区域にあり、住民の方もこの場所で生活ができる分 からない状態です。そういった状況下で、ほとんど家財は捨てると決断したため、家財の分別・移動作業を手伝いました。

参加したプロジェク トリーダーの高橋宏平さん(工学部原子力工学科3年次生)は「1日がかりで作業し、進んだのが小さなビニールハウスの解体と一家の家財の運び出しのみでし た。人間の力というのは小さなもので、自然の力は絶大だと改めて実感しました。決して復興は簡単なものではないが、今後も継続的に活動を行いたいと思いま す」と語っていました。同プロジェクトは次回(8月3日)も南相馬市でボランティア活動を行う予定です。

(※)学生ならではの自由でユニークな企画を実施する10名以上のメンバーで構成するプロジェクト